さて、また自分の歴史を振り返っていきましょう。


いよいよ高校生活もラストスパート。

3年生になった直後から“受験”や“進路”というワードが飛び交うようになっていましたが、自分は部活と勉強を両立するのは無理だ!!

と、割り切って7月の夏の地区大会が終わり部活を引退するまではあまり進路のことを考えないようにしていた。

もちろん2年生後半に進路相談もあり、なんとなく体育系の学科に進みたいななんて思ったりはしていました。
スポーツトレーナーとかに興味があった。


で、いざ部活を引退して勉強を始めるわけですがかなり遅れを取っているわけで塾に行き始めるもなかなか厳しい学力が現状だと。

体育系の学科に進みたいなら学力的にはギリギリだし、体力テストなんかもあるけどそっちはなお無理。

体動かすのは好きだけどずば抜けた運動神経は持ち合わせていない。

ちょっと心が折れそうな時期もありました。

PC室で大学調べつつも、プロレス団体のHP見て新人募集の内容を読んだりしてたけど「いやー、自分なんじゃ無理だよなー。」って応募することはなかった。
両親も大学には進学してほしいと言っていたし。

この時に色々調べ、学生プロレスというのがあることを知った。

どうやらどの大学からでも学生プロレスに入れるみたいだから学生プロレスをやることをモチベーションに受験勉強に励むことにした。


とはいえ、志望校ははっきりとは決まらず。

とりあえずオープンキャンパスに何校か行ってみるがイマイチぴんと来ない。

そんな中、体育学部が気になってオープンキャンパスに行ってみた国士舘大学で面白そうな学部を見つける。



“21世紀アジア学部”


当時、新しく出来る学部はカタカナが入って何か新しい感じをだすとこが多かった。
10年近く経ってカタカナが入った学部はだいたいコケているという持論もあるが笑
その時は確かに「なんだか面白そうじゃん!」と初めて大学進学にポジティブになれた。


一番興味を引かれたのは1ヵ月の海外語学研修が必修科目だったこと。

受験勉強の合間に司馬遼太郎の「龍馬がゆく」を読んでかなり影響を受けていたため「もっと世界に目を向けなきゃいかんぜよ」と思ったりしていた。

特にアジア圏には興味があって、中学の時には何かの授業で韓国、台湾のプロ野球を調べてレポート書いたこともあった。

日韓W杯の余韻もあり、これからの日本はアジア諸国ともっと関係を良くしていくべきぜよ!
と龍馬の気分で21世紀アジア学部の受験を決める。

新設された学部ということもあり、偏差値的には余裕。

だけど、勉強が楽しくなりこの時期はかなり勉強した。

現代文、英語、日本史が受験科目。

特に英語はこの時にしっかり基礎を叩きこんだことが今も生きている。

単語、文法、長文をテキストで勉強するだけでなく、英語の小説やインタビュー集なんかを読むようにして興味あることからどんどん吸収していった。
Jスポーツで毎週RAWとスマックダウンを見るのも欠かさず。

この受験シーズンは振り返ってみると充実した時間だったなと思う。

何より勉強していて楽しかった。


家じゃ勉強出来ないタイプなので朝から学校に行って図書室で勉強、推薦などで既に進路が決まった友達を誘って、息抜きにバスケやキャッチボールしてまた夜の下校時間まで勉強って生活を続けてた。


その甲斐もあり一発で合格!!

国士舘大学21世紀アジア学部に入学します。

この進路を選んでいなければ学生プロレスはやっていてもプロの世界には足を踏み入れなかったかも。

そのお話はまた次回!!