金繕い〜割れたお皿直し。 | 有坂翔太オフィシャルブログ「Shota Arisaka Official Blog」powered by アメブロ
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100年以上前の割れたお皿を安く買ってきたので自宅でお直し。

割れた所を本物の金で繕い、元の器だった時以上に、さらに愛情を注ぎます。

接着剤には昔ながらの知恵で、漆を使います。

漆の接着力はものすごく、
一度くっついてしまえば、瞬間接着剤みたいにカチカチ。

しかも耐熱、耐水、耐酸、抗菌作用もあり!

なので昔から器には漆が塗られてたりするわけです。

漆ってえらいですね!

そして割れたお皿には金で継ぐので金色のラインが入ります。

つまり割れたのに直ったお皿は、金色に輝くわけです(^^)

これぞ日本。侘びと寂び。
割れる前以上になってよみがえります。
そしてもっと永く、僕の食事を支えてくれるわけです

これを銀で継ぐと銀継、
プラチナで継ぐと白金継ぎ
そのまま、金属を撒かずに漆のままでも趣があって良いと思います。
お皿に合わせた繕いが可能です。

でも、漆には弱点が…それは、乾くのが遅い、値段が高い、生で触ると被れる…という弱点があります。

特に食べ物系じゃない時は瞬間接着剤系が安価ですし早く、パワーもあって便利ですね。

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まずは割れた部分を耐水ペーパー♯800で磨く。

適度に傷を一定して、接着しやすくする。

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漆セット。
テレピン油は、使った道具を洗うときに使います。

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小麦粉と生漆を混ぜて、麦漆をつくる。
これが接着剤。

もちろんゴム手袋必須。

ヘラでで練って
伸びるアイスみたいなのになる。
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接着。漆は湿気で固まります。

湿度70~80%で 室温25度~28度で調節。

漆ってここがややこしい。

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湿度をたもったプラスチックケースに入れて1日経過。

このまま2週間乾かしますー!

続きはまた2週間後に!(^^)

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