暑い暑いと言っていると、急に寒くなり何事かと思う。

そんな中、みかんをどっさりと頂いた。みかんが出てくると冬の訪れもしくは冬中を意識するのは僕だけではないだろう。

妹が嫁いだ先は大々的に梅やみかん、苺等の作物を作っており、頂くことも多くなった。

家のみかんの木は水害で全滅し、ついでに柿の木も隣の寺を改装するのに「道を寄付」したためほとんどなくなった。

近所に駄菓子屋も無かった子供時代は、もっぱら農作物や果樹をおやつ代わりに野山を駆け巡っていた。

近所の山の登山ルートを歩いていた時、茂みからガサガサと大きな物音がし、熊や野犬を警戒して構えていたところ、2つ上の山本くんが出てきた時は肝を冷やしたものだ。


僕は糖尿病で栄養指導を受けた時に、例えばみかんは1個、バナナは半分といったように制限というか目安を伝えられている。そして概ね守っていない。今回頂いたみかんもとても甘く、1個で食べるのを終われる人類など存在しないと改めて思えた。

お裾分けの送付準備を整え、仏壇に供えた後はアマゾンプライムなんかを観ながらむしむし食べる。

便利な世の中は人を自堕落にするのではないかと不安になるが、もともと自堕落な僕に大層な影響はない。そして、血液検査の数値もかなり良くなってきているようだ。

僕は家の裏にある八朔畑を見て、今年は良い実がなっているなと爽やかな香りを感じ、収穫をしてまた喜んでくれる人に送付する。親父もそんなことが好きなのだろうなと、今の仕事をしている間は僕にはできない、と思っており今後存続が困難な百姓仕事を考えずには居られなかった。