
冬服を買うのも思い切りのいることであれば、買いに行くことも思い切りのいることである。
特に田舎では移動が車なのは必然で、1軒見た後に別の店舗への移動もまた車なのが面倒でたまらない。
昔はこれほど通販が一般的になるとは思わなかったし、なんなら今でも「ちょっと騙されるのではないか」と言う思いもあり、ええい、ままよ、と思い切って注文している。
冬服を買いに行ったのにかっこいいギターのストラップや駕籠真太郎の漫画、靴下、HDML変換ケーブルなどを購入して満足してしまい、昼食に食べたクリスピーピザで歯が欠けたことで消沈してしまったこともあり、少し日が暮れてきた頃に慌てて好みのものを探して購入した。服を買う度に痩せれば選択肢が広がるだろうなぁと思い、年齢的に選択肢が狭まりつつあることも影響して毎度寂しくなる。
帰宅後僕は一人ファッションショーを開催した。新しいものを身に着けたり購入すると気分も高揚する。「これはカーキのパンツに合わそう」と購入した服も、そもそもカーキのパンツを持っていないことが発覚したり、発見もあって面白い。
意気揚々と押し入れを開けると物で溢れ返り、僕はまた残念な気分で満たされるのであった。