オイラも猟師になって3年目。
ん?もっと長くしてたよーな…

そう、師匠に付いて回った経験も含めるともう25年くらいになる。歳がバレる(;^_^A

まぁ、そんな事はどうでもいいのだが。

 言わずもがな師匠というのは、オイラの親父。ちっちゃい頃から山に河について行ってた記憶は多々。
鴨、ウサギ、狸、狐etc...ずいぶんと見慣れてきた感はある。鴨、ウサギの旨いことは幼少の頃から知ってたし、狐の毛皮も売れるって事も知ってた。
待望の狸汁を食ったら、なんとゲロマズ。マンガ日本昔話の方達は偉大だって思ってた時期もある。
師匠の
『作ってやるけど、最後まで食えよ』
の意味が初めて分かった瞬間でもあった。
 狸汁のタヌキが実はアナグマ。ホントのタヌキも時期、調理法で旨いって事も後で知った。
今でこそ、シシもシカも沢山居て旨いご馳走にありつけるが、その当時はそんなもんいなかった。

 さて、こっからが本題。
何でオイラが猟師になったかと言うと、単純に旨いモノを食べたいと思ったから。
って書いちゃうと当たり前にしか聞こえないが、実は師匠が
『猟師辞める』
って言い出したのだ。最初はオイラも、へぇーだったのが
『ちょっと待てよ、師匠が辞めると鴨が食えなくなる』
に変わってきた。
確かに猟場に縄張りなど無いが、土地柄人柄で暗黙の了解がある。師匠の鳥屋の場所は、一級品なのだ。
何が一級品かって?
それは、鴨は飛んでくる、ヤマドリは近くを飛ぶ、キジも近くの田んぼの畔に顔を出す…と。至れり尽くせりなのだ。
誰しもが喉から手が出るほど欲しいブランド品と同等いや、それ以上な訳。んー、例えが悪いかな。
それは、お金出せば買えるけど場所はね(;^_^A

 こりゃ、守るしかない。よし、オイラも猟師になろう!に結びつくには、そう時間は掛からなかった。

 かくして、銃砲所持許可と狩猟免許の取得が始まったのである。

Ⅱへ続く