鍵紛失 | 坊さんと不動産屋 「善き人」blog

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不動産屋を営む坊さんの諸行無常な日常を綴る
いまを生きるための仏の教え‼️

ホンマに不思議なことですが

わしの休みに限ってこんな連絡がきます。

 

『鍵を無くしたのですが・・・・』

 

原因はわしの休みはお客さんの休みでもある。

出かけることが多いから、紛失の危険性も上がる。

結果、『紛失した。』

開けてほしい‼️

どうしたらいい❓って連絡になります。

 

 

お客さんへのサービス重視なのか

従業員への労働環境重視なのか

微妙な問題でもありますが・・・・

 

たまたま、わしが動けたから救われた。

たまたま、今日は動けないから、お客さんの負担で。

サービスに偏りが出るのも良くないんです。

 

今回の鍵の紛失については

お客さんの責任で鍵業者さんに依頼して

開錠していただく。ことにします‼️

 

あくまで、紛失をされた方に問題があるので。

通常営業日であれば

弊社に来店でスペアキーを貸し出すことになります。

 

面白いのは、お客さんが自己負担で

鍵業者さんに依頼してください。と伝えると

多くのお客さんは、もう一度丹念に鍵を探されます。

すると、鍵が見つかるんです。

そんなものでしょうね。

 

安易に対応することで

鍵は紛失のままってことです。

 

サービス過剰が引き起こす鍵紛失ってことでしょう。

 

年末年始や盆、長期連休時には

『実家に鍵を忘れて帰ってきたので開けてほしい。』

などもありました。

それってわがままな言い分ではないでしょうか。

自己責任ですから取りに戻ればいいんです。

 

現代人は都合よく安易に依頼(過剰サービス要求)してきますね。

その上で対応できないと『あそこは・・・・』などと思うんです。

でも、それって明らかに自分の非ですよね。

自分のことを棚に上げてってことです。

まずは自分で対応することを考えてください。

 

もちろん鍵業者さんの紹介など

その場でできることはきちんとさせていただきます。

 

この問題も仏教の『縁起』で考えればすぐにわかります。

部屋に入れない。(果)

鍵を紛失した。(因)

紛失した理由は遊びに行ってた。(縁)

 

誰が遊びに行ってたんでしょうか❓

お客さんが行ってた。

このように鍵紛失の縁起の中に弊社は出て来ないんですね。

ここの考えを超越して、弊社のサービスが悪い。などと

お客さんに煩悩が湧いてくるんです。

弊社としては困りものですということです。

 

鍵紛失、自己責任(自己費用)と考え

徹底的に探す‼️

これが第一ではないでしょうか。

 

 

 

南無阿弥陀仏