東電の株主総会は、大荒れだったみたいですね!ニュースで見て、まずその参加人数の多さにびっくりしました。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110629-00000053-sph-soci
今は企業は株主総会シーズン。多くの3月決算の上場企業がこの時期株主総会を開催するのですが、東電の参加株主数は凄い。
それだけ渦中の企業だけに、関心が高い総会だったのでしょう。
上場企業ですと、株式が一般公開されてますので、株主数はどの企業も1000人単位でかなり多いです。
でも、通常は、株主はよほど興味がある企業ならともかく、最近は不況で株主総会時のお土産の配布をする企業も少なくなってきましたから、一般株主の参加はそんなに多くないんです。時間も1時間くらいで終了するのが普通です。
そんな中、東電の参加人数・時間は今年のNO1じゃないでしょうか。でも理由があってはいけない理由が原因・・。
でもこれだけの人が集まっても、多くの株式数を保有する大株主の議決権で、過半数を確保していますので、一般株主だけが集まった意見が通ることはまずないんです。
そういう意味では、株主総会のシナリオは、最初から最後まで内容が確定している演劇会を見るようなもの。
日頃いろんな企業の株主総会を見てたり、仕事としてかかわっているとそれが当たり前の感覚になりがちですが、ほんとはそれじゃ株主の意思を反映してるとはいえないんですよね。業績がいいときは問題ないんでしょうが、悪いときは顕著にそれがでる。
政治と一緒ですね。でもこっちは一人一票。数が集まれば政権をひっくり返すことも可能です。そう思うと、選挙って大事だと思いません?
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