中原よ
地球は冬で寒くて暗い
ぢや
さやうなら
草野心平の「空間」という4行の詩である。
中原とはいうまでもなく中原中也のことで、その
死を悼んだ詩である。
(そういえば、乃木坂浪漫で「汚れっちまった
悲しみに」他を朗読したのは
橋本奈々未だったな~ c(^、^ )ヾ(--:;)...)。
大岡信は、朝日新聞に連載していた「折々の歌」
で、この詩について
詩とは短い言葉で、なんと深い表現が
できるのだろうと思った
と書いていた。
そう。地球は冬で、寒くて暗い(昼が短い)・・・
北半球では、な c(^、^ )ヾ(--:;)...
実際の宇宙空間では、地球は今、太陽に最も
近づいている。
「地球と太陽の距離は、1億5000万キロで、
太陽の光が地球に届くまで8分19秒」
くらいのことは小学校で教わるが、地球の公転
軌道は楕円で、距離が変化する。
最も太陽に近づく「近日点」では1億4700万km、
最も遠ざかる「遠日点」では1億5200万km、
500万キロも違うので、見かけの大きさも3%程
変るが、皮肉な? ことに、近日点は1月上旬、
遠日点は7月上旬なのである。
なのに何故、寒くなるかといえば地軸の傾きで
北半球の日照時間が短くなるからだが、昔の
人は、不思議だったことだろう。
(;-∇-)<どうして太陽が大きい(目視でも分る)
のに寒いんだろう?
まあ、目視と言っても観測機器が必要だが ヾ(^^:;)...
こうした不思議を解き明して行くのが科学である。
宗教の教えとの軋轢があってもそれに負けずに、だ。
そういう物語が描かれるだろうと思って見始めた
「チ。」(土曜深夜 総合)だが・・・
期待外れだったな~ c(_ _ )ヾ(^^:;)...
第1話以来、地動説に近づいた登場人物は全て
異端審問官に捕えられ拷問され、火あぶりになる。
連戦連敗である c(--;)
描かれているのは、死刑に至る迄の描写ばかり。
ごく稀れに宇宙の話も出て来る。たとえば
もし地球が宇宙の中心なら、(太陽の前を回る)
金星には必ず影が落ちる
だが、金星が満ちる(月でいう満月)ことがある
のは、金星(地球も)が太陽を回っている証拠だ
これも正確には違っていて、内惑星が地球から見て
真円になることはない(太陽の裏側に入るから)が、
それでも、異端者と認定された少女の歯をペンチで
抜く、などという描写よりマシだ。
どこが、チ。「地球の運動について」
なんだ? c(--メ)ヾ(^^:;)...
話がこうした方向になった以上、視聴するのは
余程の物好きだけだろう。
なぜなら、キリスト教徒だったら毎回毎回、信者
による過去の蛮行を見せられるのだから見たく
ないだろう(ローマ教皇がガリレオに詫びたのは
20世紀末だということを忘れてはならない)。
一方、キリスト教徒でなきゃ地動説だ、天動説だ
なんてのは、反共だ容共だの議論と同じくらい
「結論が出た話」だ。
そしてこのアニメ、社会がさっぱり描けていない。
異端審問官なんてのは、「三下」である
(三下が差別用語だった場合、ゴメンナサイ ヾ(^^:;)...)
チ。を視聴されていない方で、イメージがわかない
というなら、「戦時下の日本の軍国主義を批判する」
みたいなことを言っておきながら、実際は町にいる
当時の憲兵の傍若無人ぶりばかり描いているのだ。
東条英機を批判しなくてどうする?
聖書の教えは嘘だ。キリスト教はインチキ宗教だ
って言わなきゃ。
今時そんなクリスチャン、アメリカならともかく日本
にいないだろ、と皆さんお思いだろうが、
5ちゃんで進化論の話が出れば
(;¯~¯)<ダーウィンは進化論は間違い
だったって言ってるんだ
中絶の話が出れば
(o・へ・)<体に宿った命を奪ってはならない
って言ってる女性だっているんだ
という書きこみが必ずある。
宗教上の理由で、反論せずにはいられない
わけだ。
「太陽は地球の衛星だ、天地が創造された
のは6千年前だ、地球は平らだ、みんな聖書
にそう書いてある」
と言う人も(日本でも)未だ根絶やしに
なっていないとも限らんぞ c(^、^ )ヾ(--:;)..
話を「チ。」に戻すが ヾ(^^:;)...
こうした部分をおいたとしても、以前にも一度
批判したとおり、暗すぎる場面ばかり。
「星空の下の世界」を描きたいらしいが、
のべつまくなしは、逆効果だ。
普段は明るい陽光の下で描いておき、ここぞ、
という場面で暗くして星を輝かせる。
それが演出ってもんだろう σ(--;) ククッ
21世紀のアニメを見て育った人がどう思うかは
想像のしようもないが、小生同様アニメを60年
見てきた者は一人残らず思っていることだろう
「つまらないアニメだ」
と c(^、^ )ヾ(--:;)...
ここまで悪く書いた以上、小生は第25話迄全話
しっかり視聴する。
せめて登場人物の一人でも
(;¯~¯)<神の教えなんか信じても
ろくな事がねぇな
とでも言って、
1月9日の書き込みは勇み足だった
と書かねばならなくなることを
期待しないで待っていよう ヾ(^^:;)...
余談:
その1
とはいえ、ガリレオは宇宙に飛んで行って、地球
が公転する様を見て来たわけじゃない。
「地球が太陽の周りを廻っていると考えたほうが
星々の動きを上手く説明できる」と主張した
だけである。
物理学を「窮理学」などというが、これは文化系の
人間の呼び方だ c(^、^ )ヾ(--:;)...
この宇宙とは何なのか? そんなこと人間の浅知恵
で分るわけがない。ただ、俺の考えたこの法則を
当てはめてみろ、上手く説明がつくだろ、と言って
いるのである。
その2
これほどまでに書くと、
「お前は、キリスト教徒に親でも殺されたのか?」
と言われそうだから、小生の原点を書いておこう。
60年くらい前、拙宅近くには工場が沢山あった。
大工場もあったが、多くは中小の町工場である。
小生が特に好きだったのは、鉄の棒を回転する
刃で切断する機械で、道から見えるので飽きず
見ていた。
その町工場へ新興宗教への入信を薦めるオバ
サンがしょちゅうやってくる。
無論、社長は追い返す。
この話を母親にすると、お袋は言った。
「あの社長は、よく言っているよ
『お題目で幸せになるんだったら、誰も
この寒いのに冷たい鉄なんか触って
ないよ』って」
ああ、宗教ってそんなもんなんだなと子供心に
思ったことを忘れ得ない。
何歳頃だったか覚えていないが、季節は明らかだ。
そう、冬で寒くて暗かったんだろう。
ぢゃ、さやうなら (^.^)/~~~