テレ東音楽祭SPの話の続きになるが、登場歌手は
ともかくとして、オリコン年間TOP3の紹介とその時代
のVTRは興味深かった。
J-POPに関して、シティポップの80年代と小室サウンド
の90年代のどちらが上か、などという、ある意味不毛
な論争があった(今もあるか?)のをご存じの向きもあろう。
しかしアイドルに関する限りは、80年代vs90年代
などという論争は成立しない事は明白 c(^、^ )ヾ(--:;)...
その80年代、特に初期から中期にかけて、松田聖子も
中森明菜もおニャン子も関係なく盛り上がったのが、
アニメ、でなくアニメ雑誌だという見方は多分正しい ヾ(^^:;)...
ガンダム、続いてマクロス等があれほどのブームに
なり、雑誌も売れる(市場がある)と分れば、新規参入
する出版社が増えるのは当然だろう。
アニメ雑誌といっても、A4サイズ(アニメージュ等)と
B5サイズの雑誌とでは扱う記事も方向性も違ったが、
B5版で70年代創刊の「アニメック」は、ガンダムブーム
真っ最中の1980年に井上伸一郎という男が副編集長
として参加してから、誌面に変化があった。
同誌によれば、井上は終日立ち続けの物品(砂絵)の
販売を1週間続けたことで、「そんな根性があるなら」
と編集部に誘われ、アニメックにアルバイトとして参加
し、副編集長になった。
詳細は書かないが、特に読者投稿欄での投稿者との
やりとりはかなり気合が入ったというか、遠慮会釈の
ない物もあったように思う。
井上が中心となって、アニメックは隔月刊から月刊に
なったが、編集業が忙しいからとせっかく入学した
早稲田大学を中退してしまった。
親御さんはガッカリしたのではなかろうか。せっかく
早稲田まで入れたのに、アニメの仕事で中退だから。
だが、事情は知らないが、井上はアニメックを数年で
辞め、フリー編集者になった。
そして1985年に同じく副編集長として創刊に携ったのが
角川の「ニュータイプ」である。
創刊初期(86年4月)に同誌で連載が開始された「ファイブ
スター物語」は、今も続いているのでご存じの方もあろう。
一方で、86年にはマイアニメ(秋田書店)が、87年には
そのアニメックが廃刊した。
アニメックの編集長だった小牧雅伸が雑誌を失い、
副編集長だった井上が大手出版社角川の雑誌を作る
という非常に対象的な結果となったが、井上伸一郎は
その後、角川で数々の雑誌を創刊し、BSのアニメ番組
等に出演し、順調に出世。
2000年には角川書店アニメ・コミック事業部長になり、
2007年にはとうとう、角川書店(新社)の代表取締役
社長になった。
早稲田を中退しても、社長に
なれば文句なしだろう c(^、^ )ヾ(--:;)...
ちょうど岸田文雄が、父親はじめ一族がみんな東大卒
なのに早稲田に入学した時、父親から「うちでは初の
高卒だ」と言われたそうだが、総理大臣になりゃ
文句ないだろうというのと同じだな ヾ(^^:;)...
ただ、その井上伸一郎のウィキペディアに
『アニメック』から『月刊ニュータイプ』を通じて、従来
の声優に対して「キャラクターの声」という意味の
キャラクター・ボイス(CV)という造語を提唱した
とあるが、これは造語でもなんでもない。
サンダーバードのエンディング映像で、脚本や監督の
名前とともに日本のアニメなら「声の出演」と出るところ
で表示される
CHARACTOR VOICES
SILVIA ANDERSON ・・・
から取った事は明々白々。
同じく、庵野秀明がエヴァンゲリオンで劇中の通信
の画面にしばしば描いた
SOUND ONLY
SELECTED
も、元ネタはサンダーバードである。
100年後の世界ではテレビ電話が普及しているが
例の国際救助隊の敵、スキンヘッドのフッドが
脅迫電話などをかける時は、顔を見られない様
にサウンドオンリーにしていた。
そして電話を切ると、「END OF CALL」と出る。
ま、提唱というか、最初に
パクった者の権利ってとこだな c(^、^ )ヾ(--:;)...
井上伸一郎の最終職位は、(株)KADOKAWA上級顧問
エグゼクティブ・フェローらしいが、今年になって辞職。
それを待っていたわけでもないだろうが、待っていたか
のように今週、株式市場で大きな話題となったのが
ソニー、KADOKAWAを買収
という情報だ。
正しくは「買収か」または「買収へ」とすべきだが、
ご丁寧に「KADOKAWAには『宝の山』」とサブタイトル
を付けた記事もあった。
KADOKAWAの宝とは、フロム・ソフトウェアだとかアク
ワイアだとかのゲームスタジオ(これらはKADOKAWA
の子会社)、そしてアニメ等のコンテンツだろう。
今一つパッとしないPS5を強化する為には何より魅力
的なソフトが必要だし、漫画やアニメが手に入れば、
映画事業の更なる充実に繋がる。
そして、そうした映像作品の音楽は当然ソニー・ミュー
ジックが担当することになるから
坂道グループの仕事も増えるかも c(^、^ )ヾ(--:;)...
株式市況を伝える番組のニュースからあれこれと
思い出した事をとりとめもなく書いてしまったが、
綾小路きみまろじゃないけど、正に
「ああ、あれから40年」と言うべきか ヾ(^^:;)...
アニメの製作者側も、井上らアニメ雑誌の編集者も
そして小生がその末席を汚していたアニメファンも
80年代には誰一人として想像し得なかった40年後
ではあるけれども・・・
でわ、また~ (^.^)/~~~