山口百恵SPに思う | 小生の掲示板2

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アイドル(坂道シリーズ)を中心に趣味について書いています。
ブログなのに掲示板なのはTeaCupの掲示板から移動したから ヾ(^^:;)...

 

かつて古舘伊知郎が、「オシャレ30・30」だったか、
三浦友和がゲストの回に、一時期、友和百恵夫婦と
同じマンションに住んでいたという話になり、

 ( 0古0)♀<子供と一緒にエレベーターに乗ったら、
         百恵さんと出くわしたことがあって
         その時、百恵さんはお腹が大きかった
         のだけど、うちの子供が近づいて  
         百恵さんのお腹をポンポン叩いちゃった
         んですよ。すいませんでした。

友和は

        それでウチは、三人目が
               できないんだな c(^友^o)  


と、冗談めかしていたが、その山口百恵が
  乃木スタを見ることになる日が来ようとは・・・

だが、ここに「c(^0^o)」や「\(^^@)/」を貼るという
気には、正直、なれない。


確かに今回の乃木スタの、山口百恵という大氷壁を
何とか登ろうとする姿(祐太朗も含めて)は良かった。

ただ、言わせてもらえばハーケンの打ち方、ザイルの
結び方にやや難ありというところ。


とりあえず、横須賀ストーリーだが。

まず、1フレーズ目のラスト
 
   今も海が見えるでしょうか

を理解しなければならない。


例えば、藤村の

    小諸なる古城のほとり
    雲白く遊子悲しむ
    緑なす蘩蔞は萌えず
    若草も藉くによしなし 
  
これを字面のみで、萌えず、よしなしと否定ばかり
などと考えてはいけない。

「蘩蔞(はこべ)は萌えず」という言葉からは、かつて

はそこに青々と萌えていた風景を、若草も同様に、

藉(敷)きつめられていた日があったと想像すべきだ。


同じく「今も海が見えるでしょうか」とあれば、主人公
は坂をのぼり、そこから海を見て思う。

横須賀の海は以前と変らない。かつては二人で坂を
駆け上って一緒に海を見た日々があった。
だけど今は・・・

という風に捉えるのが、歌詞の鑑賞であり理解だ。


歌詞を読み進めば、もうすっかり心が離れてしまった
相手に、しかし、思いを断ち切れずに関係を続けて
いるのだ、くらいは誰でも分るが、主人公の女性の、
その切なさに共感できるかどうかが歌唱の際に大切。


まあ、もう一つの歌詞の大事な部分、

   あなたの心 横切ったなら
   汐の香りまだするでしょうか
   ここは横須賀
   (ほら、ここにも「まだ」がある)

も歌わないワンハーフであるとはいえ、奥田が言って
いた(男の立場からの)「都合のいい女」という解釈は、
作詞家には不本意ではなかろうか。

百恵自身にも、だ。


主人公の未練や切なさへの理解と共感が、まるっきり
欠落していては、あの程度の表現に留まるのもやむを
得ない。

  まるっきり まるっきり もう
      まるっきりですか~ である c(^、^ )ヾ(--:;)...


次に、三浦祐太朗だが、山口百恵の子守歌を
聴いて育った割には物足りない。

Mステだったと思うが、そのボーカルを初めて聴いた
当時からは良くなっているのが感じられるのは確かだ。

だが、山口百恵のデビュー時から50年間、ディスクで
その歌声を聴き続けている人なら多分思うだろう。

「もう一声」、と ヾ(^^:;)...


とはいえ、今週の乃木スタは乃木坂板、実況板ともに
概ね好評だったことも、否定しがたい事実。


こんな意見も

  376君の名は [芽] 2024/05/21(火) 01:58:41.47

  (o´∀`)<山口百恵特集もう1回やって欲しいなあ
        好評につきということで年内にもう1度 
        次は林を呼んでくれ 
        やはり曲調的に1番合う
        あとアルノにも歌って欲しい  
        絶対上手いはず
        井上和ちゃんにもお願いしたい


小生も賛成だが、選曲には再考が必要だろう。

過去(4期も含め)の歌唱から考えても、初期作品にも
目を向けるべき。


おいシャンやマネキンに触れずして乃木坂の音楽を
例えば逃げ水あたりから語っては片手落ちになるの
と同様、山口百恵は横須賀ストーリーから始ったと
考えるのも誤りだ。

千家和也時代に築いた盤石の基礎があって初めて
その上に阿木燿子の黄金の建造物があるのだ。


とはいえ、ひと夏の経験や「私 何をされてもいいわ」
という歌詞のある青い果実は不味かろうから、

   としごろ          小川
   春風のいたずら     冨里
   冬の色           井上
   湖の決心         中西
   夢先案内人        一ノ瀬 

   みたいなラインナップでどうだろう c(^、^ )ヾ(--:;)...


夢先案内人は横須賀ストーリーより後だが、この曲や
美・サイレント等、他がやらない曲を歌って
   こそ、番組の独自性が出るというものだ ヾ(^^:;)...


赤いジャンパースカートからお世辞にも細いと言えない
脚を出した、スター性皆無の14才の少女歌手が7年半
後、たったの7年半後に引退する時は「時代と寝た女」と
呼ばれた(引退ライブはTBSで放送。司会はいうまでも
なく、久米宏)。それが山口百恵という存在だ。

その人生、その魅力、その歌声の神髄に迫るのは、
そうそう(鼻濁音がどうこうなどという)容易なことでは
ないのは明らか。


まずは、平岡正明じゃないけど

 おお、「菩薩」の手のひら
         あたりには乗ったかな c(^、^ )ヾ(--:;)...

と思わせるくらい曲を深く理解した歌唱を聴きたい
ところである。  


でわ、また~ (^.^)/~~~