気象系の(山メイン)妄想小説です
実在する人物・団体とは一切関係ありません
BL的表現(18禁)を含みます
ご理解のある方のみお進み下さい










S side






宿が無いのは確か…



けれども…

今時…ホテルなんて…

ネットで即予約可能な時代…



だが…現状は…///



ピチャッ…

ピチャッ…



滴る雫…

砂だらけの服…



これでは…タクシーは愚か…

バスでさえ敬遠されるだろう…///



嵌められたのか…何なのか…

詫びのつもりでもと言うならば…

それこそ…竜宮城のように…もてなして貰おうと…



『…で?貴方の…ご自宅は…?』

『んふふ…そこぉ…♪』

またもや…指差した先…



『アレ…?』

『ぅん…ちかぃでしょ…♪』

目と鼻の先…



ではあるものの…

竜宮城とは…かなり掛け離れた…

所謂…ボロ屋…



『マジか…///』

『ちょっと…ふるぃけど…かぃてきだょ…♪』

タダ…だしな…///

まぁ…民宿と思えば…



『んじゃいこぉっ♪』

『ちょっ…鞄が…っ…!』

グイッ…!



にこやかに腕を掴まれ…

忘れそうだった…岩場にある鞄を取ってから…

その人の家へと向かった…





ガラガラガラッ…!



田舎だからか…

鍵を開ける事もなく…

玄関の扉が開かれて…



『どぉぞぉ〜?』

『はい…では失礼して…』

中へと入れば…



『ったく…遅えなぁ…!』

『え…?』

中に…誰か…?



『んぁっ…もぉ…またかってにぃ…///』

『良いじゃねぇか…w 』

どなた…?

って…俺も…同じだよな…w



『ん…?客人か…??』

『そぉだょ…///』

『ぁ…お邪魔します…』

ペコッ…

軽く会釈した…





誰でしょね〜?言葉で分りそうですね〜w