気象系の(山メイン)妄想小説です
実在する人物・団体とは一切関係ありません
BL的表現(18禁)を含みます
ご理解のある方のみお進み下さい






S side





♪♪♪…

ん…?



♪♪♪…

また…か…



次の日も…

いつものCall音が…部屋から聞こえてきた…



ゲームをしながらなのか…

スピーカーにしての受け答え…

壁越しでも聞こえてくる…



♪♪♪…

『…っ…はぃ…』

『おせぇよ…』

相変わらず…ぶっきらぼうな口調だな…



『ごめんなさ…ぃ…』

『はぁぁ…謝んなくていいって…』

それなら…その態度をなんとかしろよ…

まぁ…俺もそんなに…人の事言えた義理でもないが…



『来れるよね…?』

『ぅ…ん…』

やはり…

また…あの子を呼び出しているのか…





暫くして…

家のインターフォンが鳴った…



『ぅ…っ…』

バタバタッ…



ん…?

なんだ…トイレか…

仕方ないな…



『ぁのぉ…っ…』

『あぁ…いらっしゃい…開いてるよ…』

名前を言う前に…返事を返した…

まぁ…カメラにも映ってるし…

いつもの事だろうから…



俺は…ロック解除のボタンを押して…

ロビーの扉を開けた…



そして…

そろそろ来るだろうと…



ガチャッ…!

『こんにちは…いらっしゃい…』

『ぁ…ど…どぉも…こんにちわぁ…///』

扉を開けば…

丁度そこに…和のお友達が居て…



サラッ…

俺は…家に居たからスタイリングもして無くて…

髪を掻き上げて…その子を見た…



なんだか…中性的な子だな…

不意に見上げる瞳が…可愛らしかった…



『フフ…どうぞ…?』

『ぁ…///』

ソッ…



立ち尽くしたままの君…遠慮しているのか…

俺は…招き入れるようにして…

腰に手を回し…部屋の中へと案内した…



ふわんっ…



っ…良い香りがする…

香水…?かな…



ジャーッ…!

カチャッ…



『ぁ…和くん…///?』

『義兄さん…有難う…もういいよ…』

丁度…トイレから和が出てきた…



『残念…またね…?』

『へ…///?』

俺は…そっと耳打ちをして離れた…



『智…こっち…!』

『ぁ…ぅん…///』

カチャッ…



和に呼ばれたその子は…

また二人して部屋に入り…



カチッ…

鍵を掛けられた…



『さっき…なにか言われた…?』

『ぇ…?ぅぅん…別に…///』

コソコソと聞こえる話し声…



『そう…じゃあ…いいや…』

『……///』

ギシッ…



はぁぁ…

長いゲームの始まり…か…