気象系の(山メイン)妄想小説です
実在する人物・団体とは一切関係ありません
BL的表現(18禁)を含みます
ご理解のある方のみお進み下さい






S side





やはり…夢は夢でしかなく…///

ハッピーエンドは望めそうにもないのかと…///





『姫…俺は…結婚なんて望んでいないんだ…』

『ぅ…///』

それは…

想い人とは…叶えられない恋もあったが…///

また…それとは別の想いも…///



そう…最近…

立て続けに…縁談の話が持ち上がっていて…



でも…俺は…どれも断っていた…





『姫…出来ることなら…貴方と…///』

『っ…///!?』

驚いたよな…///?



勝手な事だとは…重々承知の上で…///

好きな人の顔に似た人に出逢い…俺は恋に落ちた…///

そして…驚くほど同じ様な人が…次々に現れて…



きっと…

その誰かと幸せになるようにと…

神からのお告げに違いないと思ったんだ…///



それに…///

姫の…優しさに触れるうちに…

サトへの悲恋も…徐々に癒やされて…///



『フフ…駄目…かな…///?』

『ぅ…ぅ…///!』

照れた表情で…貴方を見つめた…///



ぶんぶんっ…///!

姫が…頭を振って否定してくれた…///



あぁ…嬉しいよ…凄く…///

こんな俺を…受け止めてくれるだなんて…///



『ただ…見ず知らずの貴方を囲い…王に許されるのか…///』

『っ…///』

問題は…そこだった…

身寄りのない…身分も分からない姫をお妃に…

果たして…それが可能かどうか…///





『ショウ王子…失礼致します…』

『何だ…?』

『…///?』

ふと…1人の家来が部屋へと入ってきた…



『今回の縁談だけは…せめてお食事だけでも…///』

『断る…』

いつもの縁談とは違い…

今回は…やけにしつこいな…///



何やら…お相手は…大きな隣国の姫君だとかで…

受ける受けないにしても…

失礼があっては…今後の貿易にも関わると言われ…///



『王子…///!』

『はぁぁ…承知した…食事だけだからな…///』

『っ…///』

結局…俺はその話を受け入れる事にした…



っ…///

ふと…見れば…

あからさまに曇る…姫の表情…



『ふはっ…心配するな…///』

『ん…///』

フワッ…

頭を撫で…



『ぁ…///』

『姫…///』

ギュッ…

優しく抱き寄せた…///



大丈夫だから…///

さっき…俺達は約束したんだ…///





これって…やっぱりハッピーエンドじゃね…///?

そう…夢ながらに思っていた…





後日…

隣国の姫君との食事会が行われ…



俺の気持ちは…一変してしまったんだ…///





あぁ…結局…姫は報われることなく…

あの有名な物語り通りに…

このまま泡になって…消えていくのだろうと…///