気象系の(山メイン)妄想小説です
実在する人物・団体とは一切関係ありません
BL的表現(18禁)を含みます
ご理解のある方のみお進み下さい






S side





優しく微笑む智様…///

どうしても…蘭様が重なり…///



『櫻井っ…♪』

『蘭様っ…///』

櫻井家は代々…大野家にお仕えしている…

蘭様の執事は…私の父が務めていたが…



時々…父に連れられ大野家へ…

私は執事の仕事を…父の背中を見て覚えていた…



『櫻井…私の相手をなさい…♪』

『はい…///』

但し…仕事と言っても…

基本は蘭様の遊び相手として…///



『あぁっ…///!』

『大変…申し訳ございません…///』

チェスやオセロの相手をしては…

蘭様を困らせて…///



『負けたわ…///』

『ですから…手加減を…///?』

負けん気の強かったのもあり…



『いえっ…何事も真剣に…///!』

『はい…///』

逆に…手加減をすれば…

返ってご機嫌を損ねる羽目になる…///

それも…今や懐かしい…///



『フフ…お母様に…似てらっしゃいますね…///』

『へ…///?』

スッ…

自身の手を…あろう事か…

不意に…智様の頬へ…



『似て…る…///?』

『えぇ…とても…///』

トクンッ…///

智様のお顔を見つめながら…

私は…蘭様を重ねていた…///



『母ちゃんって…どんな人だったの…///?』

『蘭様…いえ…智様のお母様は…///』

そう聞かれ…手を離した…///



『フフ…そうですね…とてもお可愛くて…///』
『歌や社交ダンスは目を引くほどの方でした…///』
『絵画なども嗜まれて…///』

『へぇ…///』

智様も蘭様のように…お可愛いく…

才能に溢れたお方…

そう…



『皆の憧れのお方でしたから…///』

『ぁ…///』

私も…その中の1人であった事は確かで…///



『櫻井さん…///?』

『はい…』

なにやら…智様の目が…///



『もしかして…母ちゃんのこと好き…だった…///?』
 
『っ…いえ…決してそのような事はっ…///!』

ズバリ…///!

なかなか…お鋭い…///



『んふふ…櫻井さん…///?』

『なっ…何でしょう…///!』

キラキラと輝きだす…智様の瞳…///



『母ちゃんって…モテてたぁ…///?』

『そ…そうですね…高嶺の花と言ったところでしょうか…///』

それはもう…///

私など…足元にも及ばずで…///



『へぇ…櫻井さんは…///?』

『私…でございますか…///?』

あぁ…智様の表情が…///



『ぅん…母ちゃんに告白とかは…///?』

『そんなっ…滅相もございませんっ…///!』

ジリジリと…私を追い詰めるような質問ばかり…///



『何だぁ…片想いかぁ…///』

『いえ…憧れでございます…///』

そう…憧れで…///

終われた筈だ…あの時を除いては…///



『櫻井さん…可愛いね…♡』

『智様っ…からかわないで下さいっ…///』

蘭様を…どうしても思い出す…///

私は…当時を思い出し…頬を染めた…///



『からかってねぇもん…♪』

『智様っ…///』

本当に…///

このように…からかうのもそっくりで…///



そこから…根掘り葉掘りと…

質問攻めに…///



『智様っ…そろそろ…///』

『んふっ…♪』

さすがに…音を上げた…///



それよりも…

智様の目が…完全にお覚めに…///



はぁぁ…///

私の寝かし付けは…失敗に終わりましたね…///