気象系の(山メイン)妄想小説です
実在する人物・団体とは一切関係ありません
BL的表現(18禁)を含みます
ご理解のある方のみお進み下さい







O side




春休み…家族旅行の予定以外は…特に何も無くて…

友達との約束なんかも入って無かった…



そう…僕の友達は…みんな翔ちゃん絡み…

傍に居るから…仲間に入れて貰ってただけ…

卒業したら…高校も別になるから尚更で…



でも…だからって…別に気にしてない…

高校生になったら…また新しい環境で…

翔ちゃんに頼らず…過ごさなきゃいけないから…



返って気が楽だった…

それに…僕の行く学校は…

翔ちゃんが行くような進学校でもなくて…

家から通える…ごく普通の高校…



成績も僕と同じくらいの人達ばかりだから…

きっと合う人もいるかも…?なんて…

そんな風に考えていた…



『ふぅ…』

まぁ…春休みだし…のんびりしよっと…♪



そして…

暫く…ベッドの上でゴロゴロしていたら…

僕はいつの間にか…眠りについてしまった…




『んぁ…っ…?』

あれ…?

ふと…人の気配に気付いて…目を開けたら…



『へ…///!?』

ドキッ…!

翔ちゃんの顔が真ん前に…///!?



『ちょ…ぉわっ…///!?』

『ぁっ…///!』

お互いに驚いて…///

ドスッ…!



『痛っ…///!』

『っ…大丈夫っ…///!?』

僕が飛び起きたから…

翔ちゃんが反動で…床に落ちて尻もちを付いた…



『ふはっ…大丈夫大丈夫…w』

『もぉ…ビックリするじゃん…///』

まだ…心臓がドキドキしてる…



『急に…どぉしたの…///?』

『ん…あぁ…お袋に頼まれごとされてさ…w』

その…ついで…?

そぉいえば…部屋に来るのも…久しぶりかも…///



『あと…ちょっと…智に話があって…///』

『僕に…///?』

何だろう…///

ぁ…もしかして…



『卒業式の後さ…』

『あーっ!それっ!?』

僕は…翔ちゃんが話し掛けたのを制止した…

それって…第2ボタンのことだよね…///?



『もう良いからっ…///!』

『いや…でもっ…///!』

せっかく忘れようとしてたのに…

聞きたくないよ…



『本当にっ…気にしてないからっ…///!』

『智っ…///』

って言ったら嘘になるけど…

もぉ…終わった事だし…



『僕…頑張るからっ…///!』

『ぇ…///?』

お守り代わりの第2ボタンが無くても…

ちゃんと…翔ちゃん離れして…

成長しなきゃダメだよね…///?



『でも…///』

『ん?』

やっぱ…完全には難しいと思うから…///



『時々…こうして会ってくれる…///?』

『っ…当たり前じゃん!親友だろっ!』

そっか…良かった…///

最近ずっと…避けられてる気がしたから…



『しょぉちゃんっ…///!』

『ちょっ…!?』

バフッ!

凄く嬉しくて…感情が高ぶった僕は…

その想いをぶつけるように…

勢い良く翔ちゃんに抱きついた…



そしたら…



ドンッ…!

そのまま一緒に…床へと倒れ込んで…



『ぅ…っ…///』

『んふふ…ごめぇ〜んっ…///?』

興奮した犬みたいになってた…w



『ったく…///!』

『んぁっ///!?』

クシャクシャッ…!

髪を乱されて…



『フフ…ワンコみたいだなっ…w』

『っ…///!』

ドクンッ…///!



翔ちゃんの優しい笑顔に…釘付けになった…///