目覚まし時計が鳴る前にベットを抜け出した…
しょおくんのイビキと寝息と抗生剤で思ったより深く眠れた…
スッキリした…
しょおくんを起こしてしまわないようにスマホはベットに置いたままキッチンでオニギリを作って…
少し早くでけた…
早く会いたいから…
…おはようって抱きしめて欲しいから
スマホは繋いだまんまポケットに忍ばせて自転車に乗って出かける…
10分もかからない距離…
近道はしたらダメって約束だから商店街のアーケードを抜けてく…
cherryblossomが見えたらトクトクが早くなって…
脇の階段を登って鍵を開ける…
ただいま…
テーブルに朝ごはんを置いてベッドルームを開ける…
うつ伏せで…
暑かったのか上半身裸で…
背筋めちゃめちゃ凄い……
ツーっと指で触れて
背中にスキ…て書いてみたら
くすぐったい（笑）
…捕まえたっ
おいで…会いたかったよ？
ぁ……
言いながらベットに引き込まれて
よろけながらしょおくんの胸の中に飛び込んで…
おはよぉ…
鍵開けた音が聞こえたから…
寝たふりズルいよ…
待ってたよ…
会いたくって仕方なかった…
僕も…
良い子にしてた？
してたよ？
1人であんな広いフロアで…
オバケに連れてかれたらどうしよって思ってたよ？
ン……（笑）
いないよオバケなんてさぁ…
わかんないでしょ…
今度からは絶対にココに帰っておいで…
オバケに持ってかれたらたまったもんじゃないよ…
わかったぁ……（笑）
…しょおくん？
なぁに…
熱…あるか確かめてくんないの？
確かめてみよっか？
ん…確かめて？
鼻をパクッと噛んで
ゃぁだ（笑）
つって…
首元に潜り込むから…
おいで…
お熱ないと良いね？
唇を開けて俺を誘うから…
すぐに舌を絡め取って…
しょお……
昨日の続きしてあげる……
瞳をそらさずに言いながら
掛け布団に潜っていく
コラ…ダメだって…
潤……