No.1の続き
私は幼い頃から目が悪く、牛乳瓶の底のような分厚いレンズの眼鏡を付けていた。
それがコンプレックスで、レーシックに興味を持ったが、レーシック難民という負のイメージを払拭することができず、レーシックに踏み切ることができなかった。
そんな時に、ICL(有水晶体眼内レンズ)(目の中にコンタクトレンズを埋め込む手術)という、新しい目の手術があることを知った。
レーシックと同じようなデメリットである
術後は光が眩しく感じる
目をこすると合併症を引き起こす可能性がある
ハローグレア現象という、キラキラした光の輪っかが見える可能性がある
などの、デメリットがあることを知る。
しかし、
眩しさぐらい我慢できる。
目はこすらなければ、大丈夫。
キラキラして見えたって、目が見えるのだから問題なし。
と、自分なりの結論を出し、ついに、ICLの手術をすることを決断した。
でも、どこで手術をしてくれるのかが分からないため、インターネットで、
自宅の住所 ICL 手術
で調べてみたところ、近くの医療機関が複数引っかかった。
一番上でヒットした医療機関のホームページを見ると、手術の記載は見当たらなかったが、Googleでも、Yahooでも、トップページの一番上で表示されたため、
ひとまず行って聞いてみることにした。
そして、自転車でその医療機関へ向かい、受付の方に、「ICLの手術についてお話しを伺いたいのですが」と申し出ると、
「やってません。」の一言。。
いやいや、ICL 手術 で検索したら、一番上で表示されましたけど、ICLはされていないのですか?
と改めて伺うと、
「してません」。。
そうでしたか、失礼いたしました。。
と、その場を後にした。
そして、帰り道に、
これがSEO対策(検索エンジン最適化)の効果か。。
と、改めて感心させられた。
自宅に戻り、再度検索をして、実際に出向く前に、確認の電話を入れたから伺おうと、改めてインターネットで、ICLの手術をしている医療機関を調べた。
ずらっといくつか表示されるので、一番上の、先程伺った医療機関の次に表示される医療機関へ電話した。
「やってません」
SEO対策の効果。。
その次
「やってません」
SEO。。
その次、
「やってません。。ですが、」
SEOすげーな!!
え?なんですか?
「やっていませんが、紹介はできるので、一度受信してください」
分かりました!とすぐに車を走らせた。
医療機関へ着くと、待合室は、人、人、人。。
すごい人だった。。
1時間ほど待ち、まずは検査をして、さらに1時間ほどで、ようやくドクターの先生に見てもらえることになった。
ICLの手術をしたいので、手術をしていただける医療機関さんをご紹介してほしい旨、お伝えすると、
ICLの手術に詳しいドクターは、別の曜日にしか来ないため、改めてくるようにとのこと。。
ICLの手術への道のりは、何て険しいのだ。。
その時に諦めさえしていれば、今の苦しみはなかったのに。。
NO.3へ続く。。