麗しの皆さま
ごきげんよう
夕方5時。
時刻を地域に知らせるために
毎夕に流れてくるのは
赤とんぼのメロディ。
それはとても懐かしく
けれども少しもの悲しくて。
話題になったドラマ昼顔
昨夜は最終回でした。
フランス映画を匂わせる
その2文字のタイトルを
新聞でみつけて
最初は興味津々に
次に斎藤工さん見たさに
3話くらいから見始めました。
様々な色。
それらが効果的に
取り入れられていましたね。
上戸彩さん演じる
紗和さん夫婦が暮らしている
マンションにはいつも
オレンジの西日が
差し込んで。
それは
夕方になると流れてくる
あの少しもの悲しい
赤とんぼのメロディとリンクする。
斜陽という言葉も浮かぶ。
吉瀬美智子さん演じる
利佳子さんが当初
身につけていた服は
明るく鮮やかで目を引く色合い。
その色合いやトーンが
徐々に変化していく。
海辺で逢うシーンでは
白地に綺麗なグリーンの模様の
ワンピース。
最終回の後の方。
利佳子さんが家庭に戻った
シーンで着ていた服は
トーンを落としたブルー。
それはまるで
内なる想いを封印したかのよう。
北村一輝さんは
どんな役もこなされるのですね。
売れない画家の雰囲気もぴったり。
描かれる絵は一見
綺麗な彩りのようであり
絵の中の女性の目には
色がなく
焦点も定まっていないように
思えたのでした。
わたくし事ですが‥
遥か昔。
水もろくに
喉を通らなくなったほどの
大失恋を経験しました。
日々、床にうずくまり
苦しくて苦しくて
皆が見ている電車の中でも
溢れる涙を抑えることが
できませんでした。
当時の彼はわたしのために
別れを選択したのです。
それはわたしの方から
選択を提示したのです。
(双方とも独身です)
胸が苦しくて
苦しくて
あまりに苦しくて
このまま家にこもっていれば
衰弱してしまいそうでした。
ある時
気持ちを他のことに向けるべく
毎日図書館に通おう!と決め
恋愛に関する本を
片っ端から借りて読んだのです。
それこそ一日1冊のペースで。
タイトルは忘れましたが‥
その時に読んだ
今は亡き森瑶子さんのエッセイに
こんな一文がありました。
それは
森瑶子さんが失恋なさった時に
お相手から言われた言葉。
傷心と空虚の
どちらかを選ぶとしたら
君はどちらを選ぶ?
この一文にわたしは
随分救われたように思います。
話を戻し
このドラマでは
皆それぞれに傷心を
味わったのかもしれません。
それはいつしか
せつない思い出として
幾重にもある年輪の1つに
刻まれてゆくのでしょうか。
ただ、ただ、
突っ走る激情の愛
身を引く愛
穏やかで静かな愛
愛のカタチは様々です。
特に北村一輝さん演じる
愛のカタチがせつなくて。
あまりにせつなくて‥
一番印象に残りました。
挿入歌の
Never Againが
また気持ちを高ぶらせる曲で。
尾を引いて
YouTubeで
何度も何度も聴いています。
☆・ ゜ *+:。.。:+*☆
さて。
北村一輝さんの命式を
日柱は 癸巳
出生時間は不明。
この命には
正官がない方がよいかな。
プレイボーイ的な
外見ではありますが
意外とまじめな方なのでは
ないでしょうか。
こだわりが結構強くて
粘りもおありで
(しつこいとも言う)
意地っ張りさんでもある。
姉さん的な女性や
(元奥さんは年上だったとか)
目上の方々に
目をかけていただいたりと
不思議と助けられるのでは
ないでしょうか。
それはお金の面においてもね。
お金がない時代があれども
何かと助けられる。
宿曜では張宿
張宿は多少凹凸ある人生ながら
やはり有形無形の援助のある星です。
記憶違いでなければ
浅田真央ちゃんも張宿だったかと。
時間の盤はわかりませんが
数理の年月日の盤でも
助けられる数字に破れがなく
配置されています。
それは逆に出た場合
歓楽的になる
依存する
自立心がない
という象意がありますが
北村一輝さんの場合
先に記した意地っ張りで
粘りのあるところを
プラス面に発揮なさった
のではないでしょうか。
42~55歳までの宮に
宿命数が配置されています。
この宿命数は
海外
外国語
社交性が広がる
優しい
奉仕的
尽くされる
長女(長女的な女性との縁、養子的)
といった意味合いがあります。
その独特の個性を
素敵に発揮されまして
息の長い俳優さんでいてほしいですね。
玉依
Tamayori