民意とは何なのか?

 

政治家、学者先生、マスメディア、そして我々が

「金看板」とする「民意」とは、なになのか?

 

「石破内閣支持率50%」(2024/10/3神戸新聞朝刊の見出し。ただし「」はなし)

元岸田派の人々に支持され、岸田経済政策を継承し、岸田総理を幕引きに追いやった民意が

「裏金問題は解決に向かわない73.0%」としながら、なぜ岸田内閣の支持率20%(※1)が、中身不明の石破内閣支持率50%と30%も跳ね上がるのか?

 

さっぱりわからない。

 

「民意」とは、「実体の1.5(=(50−20)/20)倍が夢の世界」ということだ。

 

その「夢の部分」の住み人は、つい最近では「河野太郎さん」、直近では「高市、石破、小泉進次郎さん」。

 

我々は「巧言令色鮮し仁」の言葉を忘れ、欠乏を原資にして勝手に「幻」を追い求め、民意が「幻の御仁」を作り上げる。

だから、近年における「政治家の人気上位人」は「偽物」と断言していい。

 

また不思議なことに、高学歴率が進めば進むほど、「幻の御仁」が増え続ける。

それは、「体」ではなく、「頭」で考えるからだ。

 

わが村の、大人たちは、「頭で考えて物を言っても」受け付けてくれなかった。

彼らは「体で考える世界」しか「信じなかった」からだ。

 

詐欺にひっかかることが日常化したのは「頭で考え行動するような社会」になっているからだ。

何事によらず、こうすれば「お得」、「知らなかったら損」に溢れかえっている。

で、うまい話と知りながら、そして高齢者は「目の前の心のひっかかり」をいち早く取り除かないと落ち着かないから、ついつい引っ掛かってしまう。

 

もう一度「実相の掟の中で生きる社会」を取り戻す必要があると思う。

即ち「企業連合国家」だ。

 

※1

岸田内閣支持率 2024年9月(9月9日更新)

内閣支持20%、不支持60%(NHK世論調査)

 

 

 

    2024年10月3日    井筒屋 弟二郎