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昨日の続きです。


カリスマの功罪

教育が「上から下」だけでなく、色んな方向にあるものだとしたら、「影響力」の大小が非常に大きな観点となります。


開祖は間違いなくカリスマでした。あの時代の田舎町で短時間で数万人集められるのは天才の域と言って間違いないと思います。


多くの方が感化され、拳士として成長をしたのかと思います。


会の性質も踏まえて敢えて過激なことを言うと、カリスマに当てられた人たちの挙動としてどのようなものがあるのでしょうか。


一つは「模倣」であり、同じようになろうとすることかと思います。それであれば、自分の魅力をもって他人に影響を及ぼそうとするのかもしれません。


もう一つは「崇拝」なのかと思います。「自分」が消え、カリスマの良さを人に伝える語り部となる。精神性としては謙虚であり素晴らしいものがありますが、技にせよ教えにせよ、そこから生じるのは伝言ゲームという「精度の減退」に他なりません。


少林寺拳法の組織には色んな先生がいらっしゃいますが、大きくみた時にはどちらだったのでしょうか。




自分も拳士、あなたも拳士

さて「どのような拳士」を育てたいか、ということですが、拳士は決して門下生だけではありません。


師匠ですら拳士です。そして私自身も拳士です。


冒頭に触れた「ベースライン」を保ちつつも、自分の言葉で、自分の魅力で人を集めて感化できる影響力を持った人を1人でも多く作るしかないのだと思います。


その上で、時間は流れていきますので未来のことを考えればやはり一番大切なのは「後進育成」です。


「良いものを得た。よかった。」で終わらない関わり方をしてくれる人を1人でも多く育てたいですよね。


取り止めもなくなりましたが、以上で終わりにします。







 

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