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少林寺拳法の昇級試験には、集合・整列がございます。
この項目、各道院の人数が少なくなってしまった昨今ではなかなか学ぶ機会のないものと思っています。
私も正確に習った記憶があまりなく、断片的に情報をかき集めたに過ぎません。
そんな不確かなところもありますが、つらつらと書いていきたいと思います。それは違うぞ!という所がありましたら、コメントで優しく教えてください。
そもそも
集合・整列など、集団行動の在り方については、その多くを軍隊方式から持ってきたと聞いています。
軍隊の「縦しかない関係」に警鐘を鳴らしつつも、「規律ある動き」という良い点については大いに参照したということかと思います。
ちなみに「師弟関係」は、任侠の世界を大いに参考にしたとか。。。時代ですねっと。
集合
集合は、基準を立てて基準の「集合」の掛け声と共に集まります。
集合と整列の細かな区分はわかりませんが、集合を掛けられたら基本的には整列するものと思っています。
集合!と言われたら歩いてのそのそ移動してはいけません。「小さく前に倣え」をグーで行ったような形で猛ダッシュで集まります。今そんなことやってる様子を見ることはないですけど、本来的には「集合」→ダッシュであると思っています。
集合・離散と返事がダラダラしてる組織は、基本的に何をやってもダラダラするものだと思っています。
整列
整列はまず基準が、整列をしているメンバーから見て一番右前に来ます。
基準の1人横(左)の人が横の間隔を、基準の1人後ろの人が前後の間隔を司ります。
なのでこの3人は責任重大です。
基準とその左の間隔が狭かったら、「狭いなぁ」と思いながらも他の人はその狭い左右間隔に合わせて列を作るべきです。狭さの責任は全てこの「一つ左の人」にあります。
イマイチと思うものに脳死で従うのはいかがなものか、という考えもありますが、そうすることが集団行動なのかと思います。小さな個性をグッと堪えで全体整合性に寄せる必要があります。そうすることで集の力を発揮します。
また、基準の左と後のバランスが、長方形でなく平行四辺形になってしまってる場合は?
この時も、それに倣って平行四辺形で作るべきです。責任は全て、基準の左と後ろの人にあります。適当な仕事しやがって。許されんですね!
もう少ししょぼいミスとしては、整列の途中で列が歪む場合。前も横も見ずに1人歪んでる奴(以下、ダメな奴)がいる場合ですね。八方目が出来てないどころか、目の前すら見えてない。これはもう万死に値します
このダメな人の後ろ、あるいは左に並んでしまった人は、そのさらに前、あるいは右の人にしたがって並ぶべきと思っています。何故ならそのダメな人は「基準」あるいは「縦横を司る人」ではないので。ダメな人は放っておいて、集団の中で浮いていただければいいのです。
なお、整列の揃え方は「かかと」で行うものと理解しています。
つま先ではなく、結手した際のかかとが揃うように並ぶ。着座・起立を繰り返すと列が乱れがちですが、立位であればかかとで、座位であれば背骨・骨盤の位置で、都度整えるのが重要です。
また、整列の仕方を指定される場合があります。
集合の際に、「◯列縦隊 集合」あるいは「◯列横隊 集合」という前置き付きで集合がかかった場合に、縦あるいは横の列数を指定されて並びます。
また、集合の時だけでなく列の変更を行ったりもしますがそこらへんは忘れました。
4列縦隊は、最前列が4人並び、その後ろにずらっと並んでいく整列方法です。
集団行動をしっかり取れることは、組織として重要なことです。毎回がちがちに厳しくやれとまでは言いませんが「必要な時にしっかりできる」ぐらいのレベルにはないと少し恥ずかしい。
個々の道院の人数が減り、集団行動を学ぶ機会が減ってしまいましたが、まずは自分がしっかりやるぞという気持ちで整えていきたいなと思っています。
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