松戸上本郷道院のブログへようこそ!
先日のブログて「髄膜炎の検査で『髄液を採る』というのがあった」と言いました。これは背骨に注射して髄液を抜き取って中の成分を見るというもののようです。緊急搬送で運ばれた夜中に一度試みたのですが、うまく採れず(ワイの脂肪のせいか?)、再度採取となりました。同意書などが必要な本格感のある感じで少々ビビったのを覚えています。
髄液を確認した結果、細菌性髄膜炎となってしまうと、20%程度の確率で死亡もしくは高度障害が残るということでなかなかスリリングなところでした。結果は「ウィルス性髄膜炎」でした。
この時まで「細菌」と「ウィルス」の違いを意識していなかったので、主治医が安堵した顔で「ウィルス性でした」と言い放った際には「それ、どういう感情???」と疑問になったのを覚えています(笑)
詳しく聞いたら細菌とウィルスは別物のようで、安堵しました。が、ネットでウィルス性髄膜炎の致死率を調べたら、それなりにあるようで「いやいやいやwwww」と思った記憶があります。後ほど語るつもりですが、多少の違和感はありつつも現在無事に生きててよかったなと思います。
脳波のチェックは頭に吸盤を付け、暗室に寝ころびながらマイク越しの指示通りに呼吸をするものでした。入院直後と退院前に2回やりましたが、先生の事後的な話ではやはり1回目の結果はちょっと正常ではなかったようです。なお、眠るとバレます(経験談)
最終的な診断書には(今手元にないので記憶ベースですが)症状は「無菌性髄膜炎」と「脳機能障害」が併記されており、「その他可能性のある症例」みたいな項目に「脳症」と恐ろしい言葉が記載されていました(笑)
「細菌性ではないけど髄膜炎(脳みそを覆っている液体に炎症)で、脳機能にとりあえず障害あり。もしかしたら脳本体もまずかもね」みたいな内容であると素人ながらに理解しました。
「脳の機能に障害が出て、その原因は脳を覆っている液体か、もしくは脳そのものかもね」と怖いことをサラッと言うよねって思った記憶がありますwww
念のため書いておきますが、大部屋に移動してからの入院生活において、主治医の先生や看護師の方々には本当によくしていただき、不満のようなものは何もないです。ただ、記載内容が「殺傷力のあるジャブ」のように「ライトに見せつつ破壊力抜群」なのが怖くも面白かった感じです。
実際問題大変だったのは最初の2・3日で、後半はもう意識もはっきりしているし「希望すればいつでも帰れる」みたいな感じでした。お医者さんも「帰ってもらってもいいけど、もし万一何かあったらあれだし、暇だろうけど次の検査まで入院してもらった方が・・・」という感じだったので、いわゆる「山を越えた」感はありました。
退院直前に、脳の状態がどうかを確認する知能テストみたいなのをやりました。お医者さんというかそういう検査を担っている専門の人と、その職制の実習生がお二人で来られました。
「100から7を順々に引いていく東京グールゲーム」
「ランダムな数字を覚えて暗唱するゲーム」
「1から50までランダム配置で描かれた数値を順に線で結んでいくゲーム」
「ひらがなで書かれた文章を読み解きながら、特定の文字が出てきたらチェックしていくゲーム」
など、暇を持て余してた私にはご褒美のような時間でした。同年代でほぼ最高得点だったようです。「何か頭を使うお仕事してますか?」と聞かれました。はい自慢です^^
でも、このテストってとても怖いところがあるなと思いました。気が向けば後ほど語りますが決して「回復」を判断できるテストではないのかと思いました。
検査とかそういう関係については、こんなところです。
松戸上本郷道院は2025年度上期新入門を大募集中です!興味を持たれた方はぜひご連絡ください!