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私は実は昨年2024年の7月24日から1週間ほど髄膜炎で入院していました。人生初の入院でした。
髄膜炎(ずいまくえん)とは、脳や脊髄(せきずい)の表面を覆う“髄膜”に炎症が起きる病気とのことです。
育児中ですので、おそらく手足口病と思われる手足のぽつぽつがあり、それが悪化して重篤化した上での髄膜炎でした。育児中といいつつ、息子は特段手足口病の症状も出ておらず元気だったので、少し釈然とはしませんでしたが、私にそういう症状が出たのは紛れもない事実ですので仕方ない。
で、手足口病と思われる手足の痛みと倦怠感を引きずりながらなんとかやってたんですが、病院嫌いな自分でももう耐えられない状況になりまして嫁に救急車を呼んでもらいました。立っていられない状態だったのは覚えています。
救急搬送された先での看護師さんはかなり冷たく「こんな扱いを受けるんだ」と思ったことは覚えていますが、今思うと患者自身に何を説明しても無駄だという判断で、保護者(嫁)には何等か説明があったのかもしれません。
救急搬送先から病室に移された際に、この病院では患者の取り違えがないように「生年月日と氏名」を必ず確認してからあらゆる処置がなされまして、もはや「あいさつ代わり」なんですが、そこで異変に気付きました(異変があるから入院したわけですが)。
自分の生年月日がわからない。
生年月日を思い出そうとすると、頭の一部が真っ黒になります。まさに個人情報とかを黒塗りで隠すようなあんなイメージ。そこで私は自分が何かを口にするときに「一度映像で呼び起こして、それを読み上げていたのだ」と知りました。日常で毎度映像を呼び起こしてるとまでは思いませんが、一度思い出すのに詰まった際にはそのようになっているように感じました。そして、その読み上げる文字が見えない、という状況でした。不思議なもんですね。
その時、看護師とは別に看護実習生もいたんですが、生年月日が言えないおっさんを見て「マジか」という驚きの空気があったのを強く覚えています。看護学生ですので、もちろん侮蔑の感じではなく、「こういうの、ほんとうにあるんだ」という感じでした。学生たちの学びの一助となれたのはよかったと思っています。
この時の症状としては、フラフラだったのは当然として、文字を書くにも字が安定せず、早く帰りたい一心で「なんとか普通の字を書かないと」と自分の名前を書くのだけでも精神統一していたのを覚えています。
まぁ、通常の状態ではなかったことは明らかですよね。そんなこんなで一週間入院しました。
長くなるのでシリーズ化します。
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