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マネジメントという話をよく聞きます。経営とかそういう意味になるんでしょうか。
ではその意味するところとしては?
それについて、考えるところをつらつらと書いていきます。
マネジメントは資源のやりくり
マネジメントには有限の資源をやりくりするという意味合いがあると考えています。
下手したら不足をするからやりくりをするわけです。
経営は人・物・金・時間をうまくやりくりしながら事業を進めていくわけですね。
人が無尽蔵にいたりとか、物資が無尽蔵にあったりとか、お金をいくらでも投入できたりとか、いくらでも時間をかけていいのであれば、そこにマネジメントという概念は薄れていきます。
人は普通に陸上で生活しているときには呼吸に関してマネジメントは必要ありません。水泳であったり、長距離走になってくると、途端に呼吸にマネジメントという概念が入ってきます。酸素という資源が足りなくなるからです。
十分資源があることなんてない
動物である我々は、必須アミノ酸を確保するために動き回らなければなりません。そもそもに不足しているのです。こんな大仰な話を出さずとも、何かを行おうとすると基本的には時間であるとかお金であるとか体力であるとか、なにがしかやりくりが必要になります。
道院長になるのもそうです。
若いころには技術やお金がないのかもしれません。
少し脂の乗ってきたタイミングでは時間がないのかもしれません。
定年を向かえて時間ができたころには体力がないのかもしれません。
すべてがうまく整う時なんて、きっと一生ないのでしょう。
すべてが整う時を待ち続けて一生を食いつぶすのは本当にもったいない、というか自分の人生を自発的に生きているのかすら少し疑問です。その時はおそらく来ず、仕事やらなんやら「生活のための時間」で人生が覆いつくされるわけですから。
また、万一すべてが整った時が来たとして、マネジメント不要の道院長生活がめでたくはじまったとして、、、それは果たして修行者なのか少し疑問です。
他人の在り方にとやかく言うものではなく、今道院長になろうとして、それでも何らかのハードルに尻込みをしている人がいたら、とりあえず工夫してやってみたら?と言いたい、ただそれだけです。
道院長になるためのマネジメントは、言ってしまえば自分の人生を自分でマネジメントするということです。きついけど、楽しいものです。
道院長にフォーカスをあてましたが、少林寺拳法を始めたい・再開したい。でも時間・お金・体力がなくて・・・という人も同じです。とりあえず、工夫してやってみたら?ってことですね。
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