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先日カフェで作業をしていたら、中学生ぐらいのお子さんに親御さんがお話していた内容が聞こえてきまして、(お行儀が悪いですが)聞いてて「面白いし、確かにそうだな」と思ったので書き留めておきたいと思いました。
高校選びで迷っているお子さんへの言葉なのかと思います。
曰く、「『図書室が立派』というのは何の価値にもならないよ」とのこと。
それはまた極論な。図書室が立派だといろんな本を調べられていいじゃないですか、とも思いましたが、趣旨としては図書館が立派でもそこに通って活用しないと意味がない。活用しようと思えば学校以外の図書館だっていろいろ活用できる。
図書室の写真がきれいで、ぱっと見の憧れみたいなものを抱きやすいけど、その見た目ほど活用はしない。
それよりも、その学校がどのような科目やどのような部活に力を入れていて、日常生活の中でどういう体験ができるかを考えるべきだ、ということでした。
「日常的に図書室に通えよ」なんて気持ちが湧かなくもなかったのですが(笑)、とはいえ人間は弱いものですし、何より外部の図書館でええやんっていうのは「確かにね!」と思うところです。
『薫習』という言葉があります。これはお香の香りが衣服に染み付くように、自然と体や心にしみわたるように身に付く様子を表すようです。
道院もそうですが、どのような環境に身を置いて、どのような仲間と日常を過ごすのがいかに重要かということをその親御さんは説かれたかったのだと思います。
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