松戸上本郷道院のブログへようこそ!
どうも、最近連投しています。このペースをキープできたらいいですがどうなることやら。。。
さて、本日は「やる気」についてです。やる気、出したいですよね!
「やる気スイッチ」みたいな言葉もありますし、やる気を出させるペップトークなんてものもあります。でも、私は結構懐疑的でして、受動的なやる気の出し方なんてあまり意味はないのではないかなって思っています。
これは受験生に勉強を教えるときに伝えていることです。やや突き放し気味かもしれませんが、個人的には大切なことを伝えているつもりです。「何かブログを書かねば」と日々思うことをつらつら吐き出していきますので、ちょっとトーンが重めかもしれません。
大人はみんな働いてるが、、、
「学生は勉強がお仕事」といのはよく言われることですが、それでも勉強をしない人はいるでしょう。受験という自分の人生がかかっているのにそれでもやる気にならない人も多いのではないでしょうか。まぁやる気にならないのはよくわかります。そして、やらなくても究極的にはその時期を乗り越えられてしまうわけです。
大人はどうでしょう。もちろんみんなが仕事にやる気を出しているわけではないと思いますが、それでもみんな大体仕事をしているし、学生時代よりもきついことを日々こなしている人が多いのかと思います。
これはやる気を出す方法を身に着けたからでしょうか。そんなわけはないと思います。最終的には「やらされる」「逃げられない」状況に追い込まれているのかと思います。
やらなければお金がもらえないわけですし、どこまでも苦しくなりますので、最低限はやらないと生きていけないし家族も養えない。そういうことかと思います。
極論すると、やる気なんて出さないでもいいんです。逃げ切ろうと思っててもどこかでか逃げられなくなって「やらされる」日が来ますので。それでもなお逃げ切る場合は社会から脱落していくことを意味するのかと思います。
若い時の努力はコスパが最高
社会に出て、いわゆるブラック企業というところに勤めたとしましょう。
究極の「やらされる」です。やらないと精神的にとことん追いつめられるのだと思います。そうならないように、自分の心身のためにも、今までやったことのないぐらいの努力をせねばならない状況になるのかと思います。
もちろんそんな会社が良くないことは論を俟たないですが、現実として起こりうる話であることは間違いありません。
これだけの努力をしてもそれが報われるのかというと、どうにもそうは思えません。
その努力のほどは、大学受験の勉強の比ではないにも関わらずです。
私は幸い受験勉強がそんなに苦でなかったので恵まれていますが、今社会人を経験した中で人生を振り返るなら「仮に受験勉強に向いていなかったとしても、あの時頑張っておく価値は十分にある」と思います。たらればですけどね。
多くの大人が子供に「若い時にもっと勉強しておけばよかった」というのはそういうことなんだと思います。
・・・それでもみんなやらないから、いつの時代も同じことを繰り返してるのかとは思いますが。。。
大学受験なんて、10代の数年間たかがペーパーテストを頑張っただけで、なんか頭いい人のようにずっと言ってもらえる謎のコスパを持っています。就職にも有利です。すごくないですか?1回のテストでそれだけの評価をもらってしまう。ブラック企業の報われなさに比べて破格の待遇です!(これはこれで良いこととは思いませんが)
結局は「いつ気づくか」という話
私は道院で、特に勉強を教える際には大体こういう話をします。そしてやる気を出す出さないはお任せするつもりです。
やる気を自分で出せない人は、最終的にはやらされることになるのだろうけど、こればかりは仕方のないことです。
勉強に限らず、「やる気のある/なし」と「やる/やらない」は似て非なるものだと思っています。
やる気を伴ってやるのは、例えつらくても意外と楽しい。
やる気があるのにやらないのは、ちょっとダメな人ですね。
やる気がないからやらないのは、自然なことです。でもいつまで逃げ切れますか?
やる気がないのにやらされる状況に陥るのは、本当に不幸なことだと思います。
「自分の気持ちに正直に」も素敵なことですが、少し自分の心をだましてでも「やるべきことをやる気になれる」スキルを身に着けておくことは大切ではないかと思うわけです。
脅しのような聞こえ方をするかもしれませんが、現実を直視して自分の人生を歩むことは大切であるとお伝えしたいです。
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