松戸上本郷道院のブログへようこそ!

 

今回のブログは信徒香資の趣旨やら手続き方法やらを門下生に説明するための予備教材的なものです。ですので門下生向けのものとなります。

とはいえ、他の道院の方でも、信徒香資への理解であるとか、わかりにくい事務手続きについてのサポートであるとか、多少は役に立つ部分もあろうかと思いますのでいい具合にご活用いただければ幸いです。

 

とはいえ、気持ち的には完全にうちの門下生向けに書きますし、所属されている道院のルールと(なぜだか)違いがあって、何か不都合が生じても責任等は取りませんので悪しからず。

 

 

 

信徒香資とは

本山(金剛禅総本山少林寺)のHPによると、以下のように記載されています。

『教団の運営を支えるために善意で納めていただくものです。』

 

月謝ではないわけですね。「教団の運営を支えるためのもの」であり、技術を教えてもらうための対価ではないんです。この点、非常に重要です。

 

「道院の運営」でなく「教団の運営」となっているのは、信徒香資のうち一部(8%ぐらい?)は本山の運営に使われ、残りが道院になっているようです。

 

皆様が納付した信徒香資は、上記の割合を差し引かれた上で、うちの道院に交付金として本山からいただける形になります。

 

*現時点ではそのようになっていますが、信徒香資を財源とした交付金を各道院にどう分配するかは本山専権事項です。突然変わっちゃったら困りますね

 

また、「善意で納めていただくもの」です。

 

・・・善意がなければ???

 

実は信徒香資には道院側に確たる請求権はありません。何故なら信徒香資は『お布施』ですので。


とはいえ、例えば「いくらでもいいですよー」となると言われた方はきっと困ってしまうと思います。


また「大体みんなこれぐらいだよな?」と言う水準がなんとなく形成されていたとして、その金額が運営維持に必要な金額を下回ってる場合はいずれ運営が立ち行かなくなります(道院が潰れます)


逆に「請求権ないなら払わなくてええやん!」って人も一定数いると思います。これは仕方ない。ですが、普通に考えてそんな人仲間と思えないですよね。


うちの道院では請求権がないので請求しませんが、悪質と思った場合、道院長権限で道院から破門すると思います。もちろん前例はありませんが。


※道院の破門であって少林寺拳法の破門ではありません。そのスタンスで受け入れてくれる道院があればそちらで再開いただけます。

 

 

 

信徒香資の趣旨

こちらは、以前教区の方で作った資料を引用する形でお示しします(また書くのがめんどくさかったと言うのが本音です)


教区のこのブログも私が書いてますので、記載内容はうちの道院にそのまま当てはめていただいて結構です。




 



信徒香資の納付方法

なんでわざわざ納付方法を記載するかと言いますと、理由はシンプル。『わかりにくいから』です!


入門時

入門時は、道院長から渡された「入門案内」に従って手続きをします。入門時はまだこう言う資料があるから良いですよね。


↓こんなやつね。


①この紙に従い、入門申請【入門者】

②申請の許可【道院長】

 →諸費納入の手続きメールが入門者宛に届く

③メールの記載に則り、お金を納める


「よくあるうっかり」としては、①で終わったと思って、③の手続きを未済のまま放置しちゃうことですかね。


手順が多いとはいえ、この紙がないと入門手続きできないので、情報が一元化されてるのでまだ良心的かと思います。

 

 

入門後毎月の納付

こちらは、私も毎回説明が漏れてしまい、事後的に納付をお願いするケースが多いものです。


まず、手順としましては、最初に本山からのメールを受信します。


①毎月1日の金剛禅通信

 毎月月初に本山のサポートセンターから、登録しているメールアドレスに「金剛禅通信」が届けられます。


↓イメージ


これの最後の方に、信徒香資の納付先の連絡があります。↓



このメールが全てですが、最初はわかりにくいですよね。


納入口数は2024年5月時点で一人原則16口以上でお願いしています。(30歳未満で自活してる方は12口。詳しくは道院長まで)



さて、恒例の質問タイムです。


信徒香資納付にまつわるQ&A

Q1

なんでこんなにめんどくさいのに引き落としじゃないの??


A1

それは信徒香資はお布施ですから、毎月の引き落としを固定額で予め設定するのが本質的に不可能だからです。もう納めるつもりはなかったんだけど、手続きが遅れて引き落とされてしまった、なんてリスクもあります。


毎回納付時に「これはお布施である。今月も修行頑張るぞい」と祈念してお納めください🙇‍♂️


Q2

親子で別々に納付しないとダメ?


A2

本来的には、お布施の意味からして個別が望ましいです。ですが、経済的には実質一本であること、別々に納めると、事務手数料(150円)が個別にかかってしまう事から、この点に関してはどちらかに集約しての納付を(うちの道院は)認めています。


親子どちらに集約いただいても結構ですが、みてる限り皆様親の方に寄せてます。


「子どもの方は信徒香資納入実績が無くなるわけだけど、大丈夫?」という追加の疑問もあるかと思います。結論としては問題ありません。


ただ、月々の信徒香資とは別に、年会費としての「信徒“会費”」については話が別です。こちらは一人7,000円定額で、各々納めてもらわないと休眠扱いになって道院の籍から外れてしまいます。


信徒香資・信徒会費の意味合いや仕組みをしっかり把握してください。


Q3

事務手数料がもったいないので、一年分前払いしたらダメですか?


A3

こちらはうちの道院では「ダメ」としています。


もし一年分前払いで納めていただいた上で、途中で辞めてしまった場合の返金問題(お布施なので返金と言う概念はありません)とか、そもそもに一月16口『以上』と言ってる中で、例えば50口納められた場合に何ヶ月分を想定してるのかなど、管理が煩雑かつハイリスクになるため、禁止とさせていただいてます。



その他、何かあればご質問ください。場合によっては事後的にこのQAに追記いたします。


 

松戸上本郷道院は2024年度上半期新入門を大募集中です!興味を持たれた方はぜひご連絡ください!

 

 

 

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