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先日、Twitterで子どもに総合格闘技(馬乗りからの頭部殴打あり)をやらせることの是非が話題になっていました。


これは子どもの安全性という意味では非常に危険な行為にあたる事は当然ですし、一方で、みんなで正論をぶつけて発言者を叩きのめすのはそれもまた問題のある行動と思うので、その論点は一旦置いておきまして。


気になったのは、その中で「レフェリーがしっかりしていれば安全性は確保されている」という主張に対する「レフェリーが止めなければどこまでもやる人間が育つのか」と言ったコメントでした。(表現とか少し違うかもしれません)




漫画でも↓のようなキャラがおり、当時「漫画とはいえこんなのいたらやべーよ」と思った記憶があります。(まぁ、漫画ですが)



実際問題として、レフェリーを置いたら「じゃあ俺は相手を叩きのめすことだけ考えてれば良いんだ」なんて思う人は現実にはあまり居ないと信じたいですが。。。


飲食店でも「俺が金を出して買ったんだから残そうと勝手だろ?」という人がそれなりにいると聞いています。アウトソーシングをすると、たとえば食肉となった生命に対して自分が命を奪ったという気持ちや、食事を作ってくれた方への感謝の気持ちなど、リアリティが薄れてしまうのもまた事実なのかもしれません。



少林寺拳法でも、立会評価法などで審判を置いての自由攻防はありますが、正直「このルールによって安全性や他者への配慮を他人事のように考えてしまう人が育つ可能性」を恥ずかしながらあまり意識してきませんでした。



人類が高度な文明を享受して生きていくには、『分業』は必要不可欠です。しかし、どこかでか「自分が(本来的には)気を配らなければいけないこと・やらなければいけないことをやってくれてる人がいるのだ」という意識を持ち続けることは本当に大切だなと思った次第です。






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