松戸上本郷道院のブログにようこそ!
久々の学科の投稿です。
門下生(予定)からの質問
先日の練習で、参座人数が少ないこともあり、鎮魂行に替えて「教典の疑問点を解消しよう!」というコーナーを設けてみました。
転籍予定の方がよく勉強されていて、こんな質問がありました。
礼拝詞に『願わくば良き導きと加護を垂れさせ給え』という文言があるが、これは金剛禅の教えとしてどうなのか
いやー、良い質問ですね。
彼の質問の意図はこうです。
金剛禅は祈りやおまじないで何とかなる他力本願を否定しているはずなのに、なぜここでお祈りのような文言が出てくるのか。
ごもっともな疑問ですね。
ダーマの加護とは
これについては、私が道院長になる前につらつら書いてたブログを引用させてもらいます。
だいぶ頭おかしい感じのブログで恥ずかしいですが🤣
簡単にまとめると、ダーマの加護とは「善き原因に対して、善き結果が得られること」を願っているのかと私は理解しています(公式見解ではないです)
「あー、宝くじ当たらないかなー。神様お願い!」みたいなお願いではないのです。
正しい努力は正しく報われ、それだけでなくサボった分だけ衰える。その厳しさも含めての話かと思っています。
なので、図のような「祈り」オンリーな姿は金剛禅では似つかわしくなく、金剛禅においては全て自分の行動が伴うのだと思うのです。
そう信じることで、日々の生活を前向きに、そして精力的に生きることができますよね。

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