本日の学科は、新入門の方も入られたので「修行の心得」についてお話しました。


本来1項目ごとに掘り下げても良い内容かも知れませんが、今日は軽く全体像を。


修行の心得は、少林寺拳法を学ぶ者が修行を行う際に持つべき心構えで、以下の8つあります。


  • 修行目的の確立
  • 修行の順序
  • 基本を学ぶこと
  • 理を知ること
  • 数をかけること
  • 修行を片寄らせないこと
  • 体力に応じて行うこと
  • 永続して行うこと


大まかな内容はこれだけでわかりますよね。

拳士の方はぜひ読本を読み返していただき、細かい内容はご確認ください。

以下、私が補足した内容です。(門下生の復習用)


修行目的の確立

心得の一番最初に出てくるもので、つまりは一番大切なことです。


強くなりたくて始めた人、健康のために始めた人、精神力を高めたくて始めた人、なんとなくカッコいいから始めた人、人によって目的はそれぞれあると思います。


目的もなく始めても続きませんので、まずは目的を持つことが重要です。ブレてはいけません。

つらいこと、しんどいことがあったり、飽きてきたりした時には必ずこの「目的」が支えになります。


どのような目的であろうと、まずは目的をしっかり確立することが重要です。(他人に害をなす目的はいただけませんが)




ブレてはいけません、と言った舌の根も乾かないうちにこんな事を言ってしまいますが、その目的を変えさせるのが私の役目です。




誰だって最初は自分本意で武道を始めるのだと思います。強さ然り健康然り精神力然り、自分が「辛くならないように」やるものだと思います。


それはそれで良しとして、それを認めてその目的を応援した上で「どこか他人のためになる事も目的になってくる」ように仕向ける事が金剛禅の役割だと理解しています。


ブレない目的を持たせておいて、その目的を少しずつブラしにかかる、そう思うと面白い状況ですよね😄


法話の後に

毎回質疑応答というかディスカッションというか、そういう時間を取っているんですが、門下生から「最初は軽い気持ちで始めたけど、一年やってみて段々と目的が変わってきてる気がする」と言ってもらえました。


場面が場面だけに、言ったというか「言わされた」可能性もありますが笑、何はともあれ嬉しかったです。ぜひこのまま邁進していっていただきたいものですね。




ひとつづつ書こうと思いましたが無駄に長くなりそうなのでここまでで失礼します。





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