我孫子道院の設立は1973年。
今年で50周年を迎えるにあたり、先週、3月11日・12日の一泊二日で拳士の心のふるさと、金剛禅総本山少林寺に帰山して参りました。
少林寺拳法は、1947年に香川県多度津町で開祖宗道臣によって創始され、各地に広まっていきました。
今回は道院設立50周年を記念して、その原点に帰るということで、総勢18人で少林寺拳法発祥の地を訪問。
まずは多度津町内にある、最初の道場、五畳半道場の見学から。
ここは1947年に開祖が最初に建てた自宅の一室。
この家の畳六畳(半畳分は祭壇)の部屋こそが、少林寺拳法の原点。
狭いので当時開祖は弟子をひとりずつこの部屋に通し、マン・ツー・マンの個人指導を行なっていたとのこと……。
この場所に来ることで、終戦直後、たったひとりで拳を主行とした新しい人づくりの道(少林寺拳法)を開創し、歩み出した開祖の志と、当時の拳士の熱意が肌で感じられたとしたらうれしいです。
これが帰山合宿初日のハイライト。
帰山合宿二日目は、現在の少林寺拳法のメッカ、総本山少林寺に。
まずは開祖霊廟に帰山の挨拶。
続いて本堂で鎮魂行と大澤管長の法話。
そして本堂と錬成道場の二つの大道場に分かれて易筋行(技術修練)
本部の先生方に、基本から各種技法の大事なコツまで、丁寧に教えていただきました。
このタイミング、このメンバーで、我孫子道院50周年を迎え、そして総本山少林寺に帰山できたのも、偶然ではなく、縁の力によるものでしょう。
何事も「体得体解」がモットーの、我々少林寺拳法の拳士ですので、
この帰山合宿体験から、「開祖の志を未来につないでいくのは自分たちなんだ」ということを自覚してもらって、より一層、身を入れて修練に励んでもらえればと思っております。
コロナ禍以降、最大の行事でしたが、みんなが協力してくれたおかげで無事に、そして楽しく帰山できました。
今回法縁のあった皆さんに、改めて御礼申し上げます。
また修行を積んで、本山に戻ってまいりましょう。
本日の「身体の知能指数」 (PQ=physical quotient) 『120』