今週、2月14日はバレンタインデーでした。
翌日、2月15日は釈尊入滅の日=涅槃会であることは知っておりましたが、
ここだけの話、浅学ゆえバレンタインの起源はつい2~3日前まで知りませんでした(汗)。
「セイントバレンタインデー」「聖バレンタインデー」という言葉も聞いたことがあるので、
サンタクロース=セイントクラース(「聖(セント)ニコラオス)と同じように、人物が由来になっているのかなと想像はしていたのですが……
調べてみると、バレンタインも、古代ローマのバレンティヌス司教の名前が由来の言葉でした。
バレンティヌスさんは、3世紀のローマの人で、
当時のローマ帝国皇帝・クラウディウス2世は、「若者が戦争へ行きたがらないのは、故郷に残る家族や恋人と離れたくないからだ」という理由で、兵士たちの婚姻を禁止していたとのこと。
そうした中、皇帝の意向に逆らって隠れて多くの兵士たちを結婚させていたのが、バレンティヌスさん。
そのことを知った皇帝は、バレンティヌスさんに二度と法に背かないよう命じます。
しかし、バレンティヌスはそれにも従わなかったため、西暦270年(?)の2月14日、処刑されてしまいます……。
そして、後世の人々は、彼の勇気ある行動を讃え、愛の守護聖神「聖バレンタイン」としてまつるようになり、それが2月14日=バレンタインデーの起源だそうです!
少林寺拳法では、「本当の強さ」とは、
①いいことはいい、悪いことは悪いとはっきり言え、悪いことであればそれをやめさせることができること。
②相手を倒す強さではなく、うぬぼれではない自信と勇気と行動力を持ち、拠り所とできる自己を確立すること。
と教えていますが、
皇帝に命令されても、自分が正しいと思うこと(愛の尊さ)を貫き通したバレンティヌスさんは、まさに「本当の強さ」を体現した一人でした!
そう考えると、21世紀の民主主義国家になっても、権力におもねへつらい、忖度するヤツなんて情けないにもほどがある。
ちょっとはバレンティヌスさんを見習って欲しい、とチョコを食べながら鼻血が出そうになりました。
というわけで拳士の皆さん、
少林寺拳法の技の修練を通して、うぬぼれでない自信を身につけ、
正しいことを守るためには、たとえ国家が相手でも、一歩も引かないような本当に強い人間になることを目指しましょう!
本日の「身体の知能指数」 (PQ=physical quotient) 『107』