笑顔×91人 第4回全国少林寺拳法指導者研修会 | 身体からの悟りを目指して ~ 少林寺拳法

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我孫子道院 道院長のブログ

9月17日~19日、千葉県勝浦市の日本武道館研修センターで開催された、「全国少林寺拳法指導者研修会」に、今年も参加させていただきました。

 

今年の参加者は、北海道から九州まで、全国各地から91名。

指導陣も、少林寺拳法連盟の川島一浩会長をはじめ、相変わらず豪華な面々で、実技から講義まで、みっちりしごかれ勉強させていただきました。

 

その充実した内容を、お伝えしたいところですが、ネットでは公開できない規約になっておりますので、ご海容ください(道場では、当然お教えします)。

 

今回一緒に受講した、スクーデリア・チーバの仲間と、川島会長を囲んで記念写真。

この後、7時間の実技講習が待っているのだが、この時点では元気いっぱい。

(台風接近中の勝浦は、とにかく蒸し暑くて、湿度が一番の難敵でした!)

 

柔法の分類法や原理、剛法の基本習得のポイントなどを学びました。

 

そして、夜は大食堂で、講師、スタッフ、受講者が勢揃いの大懇親会!

一次会がお開きになった後も、各部屋に戻り、まだまだ熱いディスカッション「缶別討議」が……。

 

さて、この3日間で、ワタシが一番学んだことは何だったのか?

直接、実技や講義で教わったことはもちろん有意義で重要ですが、それ以外の班別討議のテーマだった、「魅力ある指導者とは」「魅力ある道場とは」という問いについて、受講する前から考え続けておりまして……。

その答えを、全国の才気あふれる拳士と交流する中で、ひとつ見つけられたような気がします。

それはズバリ「笑顔」の大切さ

指導者として、技術に優れ、知識が豊富なのは、ある意味マスト。

技法と知識、熱意に加え、笑顔がある指導者、道場が、魅力ある存在になりうるのではないだろうか。

 

今回の勝浦の研修会でも、

川島会長や各講師、日本武道館の関係者、そして発表をされた代表者や、一人ひとり、91人の受講者が、真剣でありながら、片時も笑顔を絶やさなかったということが、非常に印象に残っている。

きっと、自信のある指導者は、絶えず笑顔で人と接することができるのだろう。

 

「魅力」の「魅」とは「鬼+未(ひつじ)」。

つまり「厳しさ+優しさ」とのこと、と学んだことがあるが、我が身を翻ってみると、普段の道場では、厳しさ優位で、笑顔が少なかったと反省……。

一緒に受講した全国の指導者を見習って、より積極的に笑顔で接する指導者になるよう精進することを誓ったことが、今回の一番の収穫だと思っています。

 

それともうひとつ、今年の研修会には、個人的な課題をもって、参加させていただきました。

それは、「朝練(自主練)を行うこと」。

 

昨年、この研修会を受講した際、20代の若手指導者たちが、朝食前に自主練をやっている様子が見えたのですが、毎晩、夜更けまで“団体宴武”に励んでいたワタシは、とても朝練を行えるようなコンディションではなく……。

「(研修会で)昼間あれだけ修練したのに、早起きして朝練をする意欲があるなんて、若い拳士は素晴らしい。自分も地元では、若手の指導者といわれて20数年になるが、本当の若手にはかなわない」と、感心しつつ、ため息をついていたのだが、

そんな自分がどこかで許せず、今年はなんとしても朝練を、とひそかに心に誓って、勝浦に向かったのでありました。

 

その結果……

二日目の朝も、最終日の朝も、両日とも、朝練を決行!

前夜の団体宴武も手を抜かず(?)、朝食前に一通り錫杖伝を修練することができました。

(お付き合いいただいた、K先生、M先生、O先生、ありがとうございました)

 

というわけで、「若手の最年長」の立場を勝手に更新させていただきましたので、「ベテランの最若年」の仲間入りは、もう少し猶予を下さい(笑)。

 

(閉講式)

 

こうした機会を与えてくだった皆さんと、講師の先生方、そしてご一緒させていただいた受講者の皆さん、ありがとうございました。

 

◆特典◆

受講者には、資料としてこのようなDVDが配られました。

 

◆寄り道編◆

①勝浦タンタンメン

初日の昼、研修センターに乗り込む前に、評判の「松野屋」さんで、勝タンランチ。

 

②東灘酒造

勝浦市の酒蔵

慶応3年(1867年)創業で、全量手作りの蔵。

ここでお土産を(「鳴海」のひやおろし)購入

 

③海鮮丼

 

本日の「身体の知能指数」 (PQ=physical quotient) 『108』