本日、2月10日は、開祖 宗道臣先生の誕生日でした
開祖は、1911年2月10日に、岡山県作東町(現・美作市)の山村に生まれ、
1980年5月12日に遷化されました
5月には「宗道臣デー」(旧 開祖デー)が実施されるので、命日はよく知られていますが、誕生日はとくに行事はありません(故人は、誕生日よりも命日が大事なんですね……)
しかし、開祖がこの世にお生まれになったからこそ、我々はいまこの道を楽しみながら歩むことができるので、門下生各位には、この3連休、開祖の著書や開祖語録を読み直すよう、推奨しています
開祖の著書や語録は、何冊もありますが、有段者なら拳士のバイブル、座右の書である、「少林寺拳法教範」(以下、「教範」)を第一に読み直しましょう
「教範」を読み込み、その内容を十分理解するのは容易ではなく、周辺領域の学習が欠かせませんが、まずは何遍も繰り返し読み込むことが肝心です
本山発行の「少林寺拳法教範 第一編 註解」にも
「少林寺拳法の本質を誤らずに習得しようとするものにとって、『教範』の学習は正師に付くことと並んで欠かせない大事であるといえます。開祖亡き今となっては、少林寺拳法の根幹をなす思想はもとより、少林寺拳法の技法論から技法の内容に至るまで、体系的かつ網羅的に著述されたものとして遺されているのは、『教範』を措いて存在しないからです」
と書かれています
少林寺拳法教範の初版は、1952年の発行
上掲の写真の一番左が、その復刻版
黒の表紙が、1965年版で、赤表紙が開祖の存命中の最終版である1979年版
右端の2冊に分冊されているのが現行版
(写真上は、ご存じカッパブックスの「秘伝少林寺拳法」)
教範の表紙を開くと、その扉には
「指導者専用」「門外秘」と記されていて、
入手するには、
少拳士二段以上、もしくは武専(禅林学園)の学生、という資格制限があります
それだけ大事な本という位置づけであり、
逆にいえば、有資格者は必携の一冊といえるでしょう
というわけで、手元に教範がある門下生は、よく読み直しておくように
そして、まだ入手していない有資格者は、一日でも早く申し込みましょう
残念ながら、まだ入手資格に達していない拳士は、
カッパブックスの「秘伝少林寺拳法」(絶版ですが……)や、「強さとは何か。少林寺拳法創始者・宗道臣70の言葉」、その他の語録等を読んでください
(我孫子道院の開祖像)
本日の「身体の知能指数」 (PQ=physical quotient) 『102』