今朝、お弁当を作っていたらときどき
ぴっ! と鋭い音がしました。
ばたばたと息子を送り出して、一息入れると、また ぴ!!
すると、うちのわんこが威嚇吠えし始めてしまいました。

夫は、煙感知アラームの電池が切れそうなんだよ、と
言い残して出かけてしまいました。
ぴ!!わんわん!!ぴ!!わんわん!!
そのうち、近所の工事音までしてきて、
ぴ!!わんわん!!ガガガガ!わんわん!
ぴ!わんわんわんわん!!!

信頼するおとーさんも居なくなって
わんこもうパニック。
感知器をなんとか外して、ぴ!は止めたものの
敏感な耳のわんこには、そんな事情がわかるはずもなく
工事音だって、得体の知れないナゾの音です。
落ち着くまでクレートに入れて
息子の(匂いのする)布団の隙間にほっておきました。
布団が少しだけ音をブロックしてくれることを願って。

さて、工事は夕方まで続くので、
予定を変更してわんこのそばに居ることにしました。
なにの音かはわからないのに、鋭い聴覚は騒音から逃れられません。
やな音がするけれど、あまりたよりにならない
おかーさんは居てくれるようだ。
吠えなかったら、おやつもくれるようだ。
おとーさんといつ遊べるかな。おにーちゃんの布団は匂うな。
ごはんまだかな。

理由があるようにみえないのに
突然友だちを怒鳴り出す先生の声と
引きずられる友だちの姿をみて
胸の内にわき上がった感情に名前を付けることを
知らないくらい幼かった息子も
今は、自分の感情一つ一つに実に丁寧な解説をつけてくれます。
あのときの 怖い怖い怖い というきもち
人間だからわんこみたいに わんわん!って
吠えるかわりに身体がいろいろ悲鳴を上げてたね。
人間だからちゃんといまは言葉にできています。