割たて? | 物造りは人創り・カーモデラー・働く神の手 経営者@細木

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3代目家業を継いだ後、50歳を過ぎての独立転身。
波乱万丈!幾つもの修羅場を潜り抜けてきた経験から今の時代をどう乗り越えて逝くか。
あなたと共に人生をエンジョイしましょう。

SHORINの細木です。
本日もご訪問有難うございます。

 

 

 

割たて?

R34フロントバンパー!

 

量産型の製作着手

 

マスター(オス型)が茶筒やお弁当箱の蓋のような形状なら
このメス型に積層した製品は、脱型(製品抜き取り)は

いとも簡単です≧(´▽`)≦



しかし(゚_゚i)
エアロパーツの製作は形状の関係で概ね

このようにいくつも分割での割たてをします。

 

割たて⇔フランジたてとも言いますが

こちらはカローラルミオンのF/Bですが赤いパーツがそうです。

この分割部分と言うのは製品自体には全く必要のない

部分ですが生産型では、とても重要な部分となります。

 

マスター形状から各部位の抜き角を考えて位置決めを

しないと製品が抜けないどえらい代物になってしまいますし

この割たて部にはパーティングラインと言ってバリが発生します。

 

 

 

タイ焼きの周りに出来る例のギザギザ部分

と思えばお判りでしょうか?

 

製品を塗装するための仕上げ作業をする際にも

厄介な代物ですが抜き角を考慮しつつ尚且つ

クオリティの面からも目立たない場所に割を入れる

 

 

 

塗装屋さんやプロショップに負担のかからない製品作り

 

これがSHORINのモノつくり理念