どんどん更新のペースが遅くなっています・・・
一体いつカンボジアレポートは終わるのでしょうか？！
本日は、Cambodian Craft Cooperation訪問記最終回！
織り手にインタビュー編②をお送りします
サンソックテアリーさん 32歳
Q. 織物を始めたのはいつですか？
15才の頃です。CCCの織り手として働き始めて12年ほどになります。母親がCCCの織り手として働いていたので、私もCCCと一緒に活動するようになりました。
Q. CCCの織り手として働き始めて、変わったことはありますか？
CCCでスカーフを織るようになって、生活がだいぶ良くなりました。また、シェムリアップで染色を習うなど、様々な技術を身につけることができました。
Q. この仕事の楽しさや苦労は何ですか？
注文をもらい仕事をすることで、子どもに服を買ってあげたり、学校に行かせてあげられることが嬉しいです。反対に、仕事がないときは生活が大変です。
また、草木染めは注文通りの色を出すのが難しく、注文とは少し違った色になってしまうととても申し訳なく思います。苦労して糸を巻いても、糸が絡まってしまうと捨てなければならなかったり、せっかく織ったものにシミがみつかるとやり直さなければならいので、そういった点がとても大変です。
Q. これからの夢や目標を教えてください。
農家の仕事は暑い中で外で日に当たってしなければなりませんが、織物は日陰で仕事ができるし、自分の家で子供の面倒を見ながらできるので、この仕事をずっと続けられたら嬉しいです。
Q. あなたにとっての「幸せ」とは？
仕事がたくさんあって、家族みんなで楽しく暮らせることです。
Q. CCCのスカーフを使ってくれている日本の方々にメッセージをお願いします。
私が織ったスカーフを大切にしてくれてありがとうございます。自分が織ったものが日本でどんな風に売られているのかを見ることができてとても嬉しかったです。（スピエン注：CCCのスカーフを置いていただいているお店の写真を渡してきました）これからも頑張ります。
～インタビューを終えて～
自分とそう年の変わらぬ女性。でも、織物の経験は人生の半分以上もの年数。
私は、人生の半分以上もの時間をかけて取り組んできたものってあったかな？！と・・・反省してしまいます
今回お会いしたどの生産者もそうですが、「私はこれをやってきたのよ
」「私にできることはこれよ
」ってさらりと笑顔で言えるものがあるって、とっても素敵なことだと思う。
織物は女性が家で子供の面倒をみながらできる仕事。
母親が働く姿を間近に見てきて、自分も同じ道を辿り、家族のために日々働く。
その姿がとてもナチュラルで、都会のキャリアウーマンとは一味違った、働く女性の美しさに今回も感動したのでした！
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SPIEN（スピエン） フェアトレードfromカンボジア
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