まだまだ続きますWoman for Woman訪問記
今回は実際に働いている女性へのインタビューをお届けします!
コイコムスレンさん 26歳
Q. WFWで働くことになった経緯を教えてください。
A. 以前は、ポリオ障害者を採用しているお店で1年ほど働いていましたが、6年前に友人の紹介によってWFWで働くことになりました。色々な技術を学べると聞いたし給料もアップするということで、WFWで働こうと決めました。最初は普通の従業員として働いていましたが、2年後に型紙作成の勉強に出させてもらい、自分で型をとれるようになりました。
Q.WFWで働き始めて、生活面や精神面で変わったことはありますか?
A. 以前は家族のために何もできなかったけれど、ここで働き始めて家族を経済的に助けられるようになりました。障害者だとなかなか普通の人のように仕事ができないけれど、ここでは障害があってもできることがあるので嬉しいです。体に障害はあっても、心に障害はありません。心は普通の人と同じなんです。障害者だと見下げられることもあるけれど、しっかり仕事をできるようになって、自分に自信が持てるようになりました。この仕事を誇りに思います。
Q.この仕事の楽しさ、大変なことは何ですか?
A. はじめ作業員として働いていた頃は楽でしたが、自分で型どりをするようになって大変になっていきました。はじめは難しくてなかなかできなかったけど、段々できるようになって今では普通にできるようになりました。こうやって成長できることが嬉しいです。私はこの仕事が好きです。自分に合っていると思います。
Q. これからの夢や目標を教えてください。
A. 自分と同じように障害のある子や、教育を受ける機会のない子たちの力になりたいです。そのためには、お客さんに絶えず買ってもらえるような商品を作って仕事を生み出していかなければと思っています。将来はデザイナーになれたらいいなと思っています。
Q. あなたにとっての「幸せ」とは何ですか?
A. 家族と過ごす時間や、仕事で良いものができたときに幸せを感じます。
Q. 日本のお客さんに向けてメッセージをお願いします。
A. たくさん買ってたくさん注文してください(笑)みなさんがカンボジアの物をたくさん使ってくれて、カンボジアの人が仕事ができるようになると嬉しいです。
~インタビューを終えて~
「体に障害はあっても、心に障害はありません。心は普通の人と同じです。」
この一言にドキッとしました。
私は、障害があるってだけで、相手を自分とは違う人と思ってしまってはいないか、改めて考えさせられる一言でした。
障害があっても、喜び、傷つき、泣いて笑う、同じ心を持っているのです。
いいえ、体に障害がある分、心はもっと豊かで繊細で、そして強いのでしょう。
障害のある人と接した経験もあまりないので、どう接すれば、何と言葉を掛ければいいかわからなかったけれど、この一言を聞いて、この仕事が誇りだとはにかみながらもきっぱり言った彼女に、同情や憐れみではなく、心からの尊敬を感じたのです。
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