NHKで、『英国一家、日本を食べる』というアニメが放送されたことがあります。
マイケル ブースというイギリス人が、
家族とともに日本各地を旅行して、食べ歩くという内容です。
このマイケル ブースさんが書いた本が原作で、
タイトルが『 Sushi & beyond 』、日本語訳も出ていて、『英国一家、日本を食べる』です。
出版された2013年に和食が無形文化遺産に登録され、
本は13万部のベストセラーになりました。
その時驚いたのは、
マイケルさんが自身の本に書いたことを、日本人が知らなかったことだといいます。
ン~~~
日本人として、返すことばも、にゃい。![]()
マイケルさんは、初めから和食に興味があったわけではなかっといいます。
もともと食に興味があって、フランスの料理学校や一流レストランで修業?
いや、シェフを目指していたわけではないので、料理やレストランの裏側などの勉強をしたそうです。
NHKBS「アナーザーストーリーズ “世界が絶賛! 和食~無形文化遺産登録~”」によると、
マイケルさんが和食に興味を持ったのは、一冊の本に出合ったからだといいます。
その本とは、
“JAPANESE Cooking”、サブタイトルに“A SIMPLE ART”とあります。
著者は辻静雄。誰もが知っている料理学校の創始者です。
この本には、日本の料理が、網羅的に記述されているそうです。
煮物、揚げ物、焼き物、蒸し物、お吸い物。
200以上のレシピと、イラスト入りのクッキングの方法。
そして、日本の食文化やその背景にある哲学についても書いてあるといいます。
ちなみに、
この哲学という漢字は、西周が考え出したそうです。
明治期、さまざまな外国の文化が流入してきて、
一般の人にもわかるように訳語を造りまくったのですが、
哲学を含め、その時考え出された訳語漢字が、
漢字の本家中国に逆輸入されて、大いに役立っているそうです。
なにせ、すべて中国にはない漢字ばかりで、
日本のものを借用することで、
新たに造る必要がなかったのですから。
しかし、日本にはカタカナがあり、
最近はカタカナ横文字ばかりになりました。
わざわざ漢字訳語を生み出さなくても、よくなったわけです。
カタカナのない中国では、
コンピューターに電脳という漢字を当てました。
これを見た時は、思わず感心しちゃいました。
明治の日本では、漢字訳語を量産させましたが、
皮肉なことに、それが日本の外国語教育を遅らせたといわれています。
訳語があるから、
日本語で勉強できちゃうわけです。
東南アジアの漢字圏ではない国では、
原書にあたるしかないので、外国語習得の教育が進んだ、という意見の人もいます。