遠く離れたところで造った故郷の地酒の味は、ビミョ~ | お酒、グルメ、ときどき健康と雑学

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空気感の違いが、味に出る!?
 
東北の3.11の大震災で被害を受けた福島県浪江町の蔵元は、
山形の長井市に避難し、そこで酒蔵を開きました。

山形で、山形の地酒を造りながら、
いつか浪江の地酒を復活させようとの思いを抱いていました。

そして浪江の地酒を造るために、
9年たって、安全性が確認された浪江の米と水を手に入れ、
地元の味、浪江の食べ物と一緒に飲みたくなるような懐かしい味にしたいという思いを込めて、酒を仕込みました。

そして、ついに念願だった故郷の酒ができました。

その仕上がりを確かめるべく、飲んでみると、
杜氏の鈴木大介さんの表情は、晴れません。

若者風にいうと、ビミョ~、です。

長井市は標高が200m、
海のぎわにある浪江とは、高い分、沸点が低くなります。

そして気温と湿度も違います。

仕込みの時も、
それらことにも気を配って作業したのですが、
わずかな差は、やはり味の違いとなって出たようだといいます。

浪江の水、米で造っても、
浪江で造っていない。

空気感が足りていないのかもしれない。

磐城壽(故郷)の味は、
浪江でなければ再現できない ― 

鈴木さんは、
そう考えるようになったといいます。

日本酒 種類

最近の巣ごもりで、
各地のご当地グルメやお酒を取り寄せて、自宅で楽しんでいる人も多いと思います。

日本には、
うまいグルメ、うまいお酒がいっぱいあります。

しかし、ただ取り寄せて味わうのと、
その背景や、それができた物語を知り、
それに関わる人の人々の息使いを感じながら味わうのとでは、
味に違いが出るかもしれません。

つたない筆力なので、それらを想像させるには遠く及びませんが、
アル中ル氏のブログが、
少しでもそのお役に立てればと思っています。

 

 

 

 

 

 

 

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