本棚をあさっていたら、デュシャンの画集を見つけました。
画集といっても、新書版の小さな本だったので、存在も忘れていました。
その時、6月に投稿した『盗難にあった「モナ・リザ」の微笑/「モナ・リザ」に髭をつけちゃいました』で、
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「モナ・リザ」は男性だという説があります。
根拠としては、「モナ・リザ」の中性的な容貌と、ダヴィンチがゲイだったことですが
(ダ・ヴィンチには、森蘭丸みたいな若くてかわいい弟子がいつも付き添っていました。)、
それをもとにして、「モナ・リザ」の複製画に、先のはねあがった細い口ひげを付け加えて、『L.H.O.O.Q』と題をつけた作品があります。
誰の作品だったか、記憶が心もとないのですが、たしかマルセル・デュシャンだったと思います。
確認すればといわれるかもしれませんが、調べるのがめんどうなので…
(ダ・ヴィンチには、森蘭丸みたいな若くてかわいい弟子がいつも付き添っていました。)、
それをもとにして、「モナ・リザ」の複製画に、先のはねあがった細い口ひげを付け加えて、『L.H.O.O.Q』と題をつけた作品があります。
誰の作品だったか、記憶が心もとないのですが、たしかマルセル・デュシャンだったと思います。
確認すればといわれるかもしれませんが、調べるのがめんどうなので…
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と、書いたのですが、
めんどくさいことは嫌で、調べるのを放棄していていましたが、
偶然画集を見つけて確認が取れました。
偶然画集を見つけて確認が取れました。
デュシャンでした。
ついでですから、添えられている解説の一部を紹介します。
「私はその悲しげな女性が、口ひげとあごひげをつけると大変男性的になることに気づいたのだが、このことはレオナルドの同性愛をよく物語るものであった。」
とデュシャンが回想していたと、あります。
とデュシャンが回想していたと、あります。
実はデュシャンは女装癖があって、自らも「ローズ・セラヴィ」という女性名を持っています。
どこでだったか全く思い出せない、ひょっとしたらそんなものは存在すらしていなかったのかも知れないと思えるほどあやふやなんですが、
マレーネ・デートリッヒのような女装をして、カメラに蠱惑的な視線を向けるデュシャンの女装姿の写真が記憶にへばりついています。
マレーネ・デートリッヒのような女装をして、カメラに蠱惑的な視線を向けるデュシャンの女装姿の写真が記憶にへばりついています。
「ローズ」はもちろんバラ、「セラヴィ」はフランス人の好む口癖で、「それが人生さ」という言葉のもじり。
無理やり日本語にする、「バラ族、それも人生」となるのかもしれません。
無理やり日本語にする、「バラ族、それも人生」となるのかもしれません。
デュシャンの『L.H.O.O.Q』は転載できませんが、下のモナリザに、細くピンと上を向いたカイゼル髭と、
東洋人的な小さい三角髭を顎に足して、想像してみてください。
東洋人的な小さい三角髭を顎に足して、想像してみてください。