NHKBS「めざせグルメスター」ご当地カツ丼対決、
はじめは神奈川の三崎まぐろソースかつ丼です。
三崎はだれもが知るまぐろで有名な漁港ですが、東京に近いこともあって(近いと思うか遠いと思うかは、個人の判断。)、バブルのころはタクシーでマグロを食いに来る客が多かったそうです。
それも一抹の泡と消え、今は見る影もないあり様。(三崎に限りません。いずこも同じ。)
あの賑わいをもう一度、という願いから、マグロを使ったご当地グルメを開発しようと始めたのが10年前だそうです。
第一回B-1グランプリが2006年ですから、そのちょっと前。
地元のお寿司屋さんが開発チームのリーダーです。
まず、三崎でしか味わえないもの。
次に低価格で幅広い客層に受け入れられるもの。
で、誰もがうまいと唸るご当地グルメを作りたい。
そこでマグロを使ったカツ丼に決めたそうです。
マグロをカツにしてご飯に乗っけりゃ出来上がり、と思いきや、
開発には思わぬ苦労がありました。
マグロのどの部位を使うかが問題でした。
赤身は脂がないので身が硬くなり、旨味もなくなり、火を通したらパサパサになってしまいました。
大トロは、油が溶け出し厚さが無くなるうえ、高級品。
そんな時、目利きのプロ、マグロ問屋さんが『尾の身』を薦めてくれたそうです。
尾の身は尾の付け根のところ、築地のセリのとき、尻尾だけ切られて載せてある映像を見たことがあると思いますが、あれです。
プロの人たちはそれを見てマグロの良しあしを判断しています。
実は尾の身は、泳ぐとき魚が最も動かすところなので、締まっていてうまいんだそうです。(食ったことねぇからわかんないけど…)(^O^)/
鯨でも、尾の身が最高にうまいといわれています。(食ったことねぇからわかんないけど…)
これが大当たり!
スジが多いのを心配していたそうですが、熱を通したらゼラチンに変わり、驚きのうまさに!
安くて、うまくて、どこでも食べられるものではない、
狙いは的中して、観光客が倍増したそうです。
ちなみに、まぐろラーメンも開発されています。
胃に自信のある方は、両方食べてください。!
****************************************