男性向けオシャレ家具通販のお店 メンズクールファニチュア 店長の服部です。
家具インテリア用品には様々な品質基準やそれに関連する法律があります。
商品説明文や実際の商品につけられた品質表示タグで目にすることも多いはず。
今回はそれらの中から代表的なものを解説してみました。
●ホルムアルデヒド発散量による等級区分
ホルムアルデヒドは繊維のしわ防止や樹脂加工材、接着剤など
幅広い分野で使われている化学物質です。
近年、シックハウス症候群の原因物質として注目されるようになりました。
このホルムアルデヒドの発散量を
Fの後につける☆の数でレベル分けしたものです。
読み方は「F☆☆☆☆」であれば「エフ・フォースター」となります。
関係する規格は
MDF・パーチクルボード・塗料・接着剤が日本工業規格(JIS)、
合板・フローリングが日本農林規格(JAS)
JISは「日本工業標準調査会 (JISC)」が規格制定し、経済産業省が認定します。
JASは農林水産省の指導のもとで「一般社団法人 日本農林規格協会 (JAS協会)」が
認定を行っています。
発散量を公平に評価するための分析・測定方法が国家基準で決められています。
| 等級表示 | 発散速度 (mg/m²h) |
発散量 (mg/L) |
使用制限 (内装仕上げ) |
| F☆☆☆☆ | 0.005以下 |
平均0.3、最大0.4 | 制限なし |
| F☆☆☆ | 0.005~0.02 |
平均0.5、最大0.7 | 制限あり |
| F☆☆ | 0.02~0.12 | 平均1.5、最大2.1 | 制限あり |
| 記号無し | 0.12を超える | 平均5.0、最大7.0 | 使用禁止 |
「F☆☆☆☆」の表面材・接着剤を使用した食器棚の例
●SGマーク
「SG」とは「Safe Goods」の略で
「一般財団法人 製品安全協会 」が安全な製品であると認定したマークです。
家具インテリア用品の中では
・幼児用ベッド
・住宅用スプリングマットレス
・二段ベッド
・食器棚
・育児用タンス
・座イス
・レンジ台付き収納庫
・回転ハンガー
などがあります。
例えば
「住宅用スプリングマットレス」の認定基準を見ると
寝タバコを想定した燃焼実験が指定されており
難燃性が最も重視されています。
喫煙率が減少傾向にある現在、寝タバコによる火災事故
だけを考慮するのもいかがなものかなと思いますが。。。
なお、SGマーク付き製品が原因で人身事故が発生した場合、
同協会が被害者に対し最高1億円の損害賠償を行います。
●衛生マットレス
全日本ベッド工業会 が独自に定める「マットレスの環境基準」を満たしていると
認められたマットレスです。
①ホルムアルデヒドが75ppm以下であること
厚生省令第34号「有害物質を含有する家庭用品の規制に関する法律施行規則 」の
繊維製品のうち、下着、寝衣、手袋及び靴下(出生後24ヶ月以内の乳幼児用のものを除く)の基準値
→有害物質を含有する家庭用品の規制基準概要
②静菌活性値が2.2以上であること
「一般社団法人 繊維評価技術協議会 (JTETC)」が定める
SEK(S:清潔 E:衛生 K:快適)マーク繊維製品認証制度の
「抗菌防臭加工基準」(青マーク)に基づいています。
(画像は、独立行政法人 製品評価技術基盤機構のHP より引用)
「静菌活性値」とは食中毒や悪臭の元となる黄色ブドウ球菌の増殖を抑える性能です。
③グリーン購入法に準拠していること
「グリーン購入法」とは、
環境省が定める「国等による環境物品等の調達の推進等に関する法律 」のことです。
この法律の趣旨は環境への負荷ができるだけ少なくなるように
生産者は物品の調達を行い、消費者は物品を購入する、
そのような循環型社会の推進を目指すものです。
詳しい資料はこちら の「環境物品等の調達の推進に関する基本方針」をご覧ください
(PDFファイル)。
マットレスの場合は、
・詰め物に使用するポリエステル繊維の25%以上がペットボトル再生樹脂であること。
・材料のフェルトには未利用繊維を使うこと。
・材料から放出されるホルムアルデヒドの量は75ppm以下であること。
・ウレタンフォームの発泡剤にオゾン層を破壊する物質(フロンガス等)が使われていないこと。
・修理、分解、再生利用が簡単に行えるよう設計されていること。
・包装・梱包を簡易にし、梱包材の再生利用を容易にすること。
などが定められています。
「衛生マットレス」ラベルのついたマットレスの例(フランスベッド製)
商品を購入する際は以上のような品質基準の有無に注目してみてはいかがでしょうか?