右回り
「時計まわりで意見を言っていこう」
なんて会議などで聞く言葉です。
右回りのことを時計回りと言いますが、文字通りアナログ時計の
動きが右回りなので、この言葉が使われています。
しかし、なぜ時計は右回りなのでしょうか?
これは太陽の光で時間を見ていた日時計に由来します。
日時計の動きが右回りなので、時計の動きも右回りが標準に
なったようです。でもこれは北半球の話で、南半球では逆周りに
なります。時計が発展していった場所が北半球に集中していたため
右回りがスタンダードになっていますが、もしかしたら南半球に集中
していたら左回りが標準になっていたかもしれませんね。
さて、日時計に必要な日光ですが、他にも大切な時計の調整に
なくてはなりません。
それは、人間の体内時計です。
地球の1日が24時間なのに対し、人間の本来持っている1日の単位は25時間です。
もし光も音も温度も1日中変わらない条件の中で生活すると、人は25時間ごとに
寝たり、起きたりする事になるそうです。
この体内時計をリセットしてくれるのが、太陽の光です。
朝、太陽の光をあびることで、1時間のずれを毎日リセットしながら
生活していけるそうです。