3月26日(火) 交通教育センター・レインボー埼玉 で、
ダンロップさん主催の α13 試乗会に呼んで下さいましたので
参加してきましたよ。
昨年は同じ会場でSPORTMAX Roadsport
の試乗をしまして、
細かなパイロンスラロームでシゴかれて
ヘロヘロになったトラウマが脳裏をよぎります (^^ゞ
まずはレインボーの建物2階で 2013年 新製品
ダンロップ α13 の商品説明を受けます。
新配合のナノカーボン、微粒子シリカ、高分子量化ポリマーや、
レース用カーボンとナノカーボンのお話をとても判りやすく
解説してもらえて充実した説明会でした。
集合写真 前日の月曜とちがって快晴です、
早朝はむちゃくちゃ寒かったんですが
午後には風も止んで気持ちの良い1日です。
試乗車です、ホンダ車大集合!
同一車種でα-13とα-12の走り比べが出来ました。
α-13
装着のNC700
こちらはα-12
の装着車両です。
RoadSport 装着車両もあったので、
アルファ・シリーズ との旋回特性の違いが
ハッキリ判りましたよ。
それではコースに移動しまして毎回恒例の完熟走行から、
最初は肩慣らしでCBR250に乗ってみましょう。
2連続のブレーキテストとパイロンスラロームが第一メニュー
この試乗車は比較のため標準装着のRX-01を履いてます、
CBR250って、こーゆーバイクなんですね、初めて乗りました。
α-13 は、まだ発売から1ヶ月で、CBRカップの参加選手たちは車体のセットアップや乗り方の違いに少しドタバタしてるみたいですが、もう暫くしたら方向が決まって落ち着くんじゃないでしょうか。
おや? 段々とパイロンコースの設定が広くなりまして
外周を大きく廻れるようになりました。
それではCBR600RRに乗り換えて
α-13とα-12を乗り比べてみましょう。
スタートして左、右と緩いカーブをシフトアップしながら加速。
4速が吹け切る直前に左コーナーに向けて1速まで
シフトダウンとブレーキングします。
ブレーキを残しつつ左に倒しこみ、ブレーキリリースと同時に
アクセルを開け始め立ち上がる一連の動作は、
とてもクイックでバンク中は安定した挙動です。
車両がカッチリしたCBR600RRですから、
いつものTRX850よりタイヤの特性が
ハッキリ感じられますね。
フル加速しながら立ち上がって緩い右カ-ブを抜け
4速真ん中くらいから直角右コーナーに向け減速、
立ち上がって左左のダブルコーナーと続きます。
ブレーキから倒しこみがスムーズで、
一発で決まるのが良い気持ちです。
右から左への切り返しは、ススッと入って
左2連続をアクセルワークで回る際のコントロールが、
キレが良く高い安定感で、面白くて何周もしちゃいました。
同じタイミングからブレーキ掛けて倒しこみ。
タイヤが自分から入ろうとする挙動を感じます。
フロントブレーキを引き摺りながら旋回すると、
コツコツとした手応えで剛性感を感じました。
路面は結構最近に張り替えられた模様なので
α-12のケース剛性が高めなのでしょう。
立ち上がりでは少しづつ外に膨らむラインになります。
こんなモンだったかなぁと思いつつ、
直角右とその後の左ダブルで再確認しますが、
やはり立ち上がりでα-13よりも
およそタイヤ2本分くらい外に出ます。
α-13は間違いなく進化してますね、お勧めです!
N氏 「 (^^ゞクン、 アクセルが開いてませんよ?」
(^^ゞ 「ムチャさせないで下さい おながいします。
接地感が高いのでしっかりアクセル開けてますが、タイヤ表面にはいつものアノ消しゴムカスが出ませんね?」
N氏 「そーゆー仕様です、α-13の限界はもっとはるかに高い所にあって、本気でサーキットのタイムアタックしない限り破綻する事は無いです。低温でもこの傾向は変わりませんよ」
そーだったのか、α-13入荷の翌日とその翌週に、気温の違う中を走り回ってもトレッドの表面に違いが無かったのは(^^ゞのヘタレ具合は置いといて、ゴムの仕様だったんですね。
それでも念を入れて確認のため、ゲストの八代選手が乗ってたCB750や、CBR1000RRを走行直後にスパイさせてもらいましたが、やはりカスは出てなくてサラッとしたトレッド表面でした。
CB750、CB400SFにも乗せてもらって走り回りました。
タイヤ設計の方ともお話する事が出来ました、
接地面積を増やしてウエット性能をキープした秘密や
グリップ力と磨耗の向上という相反する課題を
ゴムの配合方法に最新技術で取り組んだ事。
従来品α-12のインに入ってさらにラインの自由度は損わないデザインなど。普段聞けない重要なお話が聞けて
貴重な1日でした。
機会がありましたらまた呼んでくださいね。
ありがとうございました。