春をふたつ | *HALの洗面器

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お料理ネタから日常のあれやこれ。気軽にからんでくださいね。

少し春めいただけで嬉しいですね。
カラダもシャキッと動ける感じです。

関西の春といえば「いかなごの釘煮」
どの地域あたりまでこの名前が通じるんでしょうか。
いかなご漁が解禁したのでしょう。
スーパーには釘煮用のいかなごがズラリと並び
春を告げています。

 
「いかなごの釘煮」
釘のようにピンとさせるにはちょっとしたコツがあります。

材料:
新鮮ないかなご(生)1Kg、濃口醤油300cc、ザラメ300g
みりん100cc、生姜のせん切り100g(1袋くらい)

作り方:
1.いかなごを水で洗い、よく水切りをします。

2.大きな鍋に調味料を入れ、強火で沸騰させます。
砂糖が溶けるまで煮ます。

3.沸騰したら、いかなご1/4程度を加え、落し蓋をして
再度沸騰するのをまちます。
(いかなごは崩れやすいので、手でそっと掴み
ばらまくように入れます)

4.再度沸騰したら、沸騰してる部分にいかなごを
ばら撒くように入れ、落し蓋をし、また沸騰をまち、
これを繰り返します。

5.いかなごを全部入れ終わったら生姜のせん切りを
加えます。(ここまでは強火です)
※煮ている間は箸を使ったり混ぜたりしてはいけません。

6.再度沸騰したら、中火にし、こげつかないように
鍋をかえして煮詰めていきます。

7.鍋の煮汁がほんの少しになったら完成です。

8.ザルに煮あがったいかなごをひろげ、汁を切り、うちわで
素早く万遍なく冷ましていきます。
こうすることで、形を崩さず、照りを出すことができます。

なるべく新鮮なものを、なるべく早く調理するのがベスト。
どんどん大きく成長していくので早めがいいですね。


 
「菜の花のお漬物」
我が家の生協は大きな生協と違って分け合い生協なので
菜の花も長いまま来ます。お漬物にちょうどいい長さです。

さっと熱湯にくぐらした菜の花と水少々、昆布、鷹の爪、塩を
合わせてポリ袋に入れ、空気を抜いてからクチをしばり冷蔵庫
で1~2日置いてからいただきます。
ほろ苦くて美味しいですよね。


 
「菜の花のお浸し」
これはスーパーでよく一束でくくられている菜の花で。

1.茎の固いところは縦半分に切り分けます。

2.熱湯にお塩を少々入れ、茎の部分から入れ、葉を
入れてから10秒弱くらいで冷水にとり、水分を絞ります。

3.白だしにみりん少々を加え、熱湯で割り、冷まします。

4.ポリ袋にこの調味液と鷹の爪、菜の花を入れ冷蔵庫で
半日~一日おいてできあがり。

菜の花のきれいな色を残したかったので白だしを
使いましたが、鰹節のお出しと薄口醤油、みりんを
合わせてもいいですね。

以上、春ふたつでした。