愛媛の伝統工芸品 Part2 砥部焼 | 愛媛のセレクトショップ『EHIMADE』(エヒメイド)スタッフブログ♪

こんにちは~

吉祥寺店です(*・ω・)ノ

先日の寒波では。。。

吉祥寺の朝は一面の銀世界
美しい~
と思って居るのも束の間

体力勝負の雪かきが待っていました~
あ~ 疲れた

雪国の方は大変ですね

今年の吉祥寺は
あと何回雪が降るのかな~



ところで、今回は。。。

愛媛の伝統工芸品 砥部焼をご紹介したいと思います。

発祥の地は伊予郡砥部町、その歴史は1700年代に遡り
1976年に国から伝統工芸品として
染付、白磁、青磁、天目(鉄釉)の4種が指定されました。

伊予砥(砥石)を原料に作られ
一つ一つ手描きで絵付けされ。。。

職人の丁寧な仕事により生まれた器は
丈夫さと普遍的な美しさを持ち合わせています。



*くわらんか茶碗 ゴス赤菊・朱線・唐草*
くわらんか


*すり鉢 市松 * 片口鉢 葉紋みつば * ミニ輪立 *
こもの



棚


20年~30年と愛用していただきたい食器です。

ぜひ、一度お手に取ってごらんください。

しっとりと手に馴染、温かさを感じます

ご来店、お待ちしております。


a.k





興味のある方のために
ちょっと歴史を詳しく説明してます↓

(砥部焼きの歴史)
1,干ばつによる農作物の不作や、江戸藩邸の火事などで厳しい財政状況下にあった大洲(おおず)藩は新たな産業で国おこしをしようと考え、特産品である伊予砥(砥石)の屑を利用した磁器の開発へとのり出します。今から230年程前、安永4年(1775)のことでした。

2,何度挑戦しても失敗の連続で、招いた陶工も砥部を去り、資金も底をつき家財を投げ打ち、自分の家屋をも燃料とし一人で磁器開発を続けます。

3,安永6年(1777)、ついに白磁の焼成に成功、砥部に磁器が誕生しました。その後、文政元年(1818)川登(かわと)陶石を発見。嘉永元年(1848)レンガを使った窯を作るなど様々な技術的向上を続け、砥部焼は発展することとなります。

4,古くは生活に必要な、碗や皿などが多く焼かれた砥部焼の歴史は江戸後期から明治期にかけての豪華な色絵や白磁の格調高い作品を経て、現在再び、暮らしの中の器として定着しつつあります。


(砥部焼の特徴)
器肌は青みがかった白色で、口縁は厚みのある玉縁(たまぶち)状の全体的にぽってりとしたフォルムに呉須を使い、勢いのある筆さばきで砥部焼の伝統的な文様といわれる「太陽文」、「唐草文」、「なずな文」を描いた染付の器が砥部焼の作品として一般的ですが、その他にも青磁や白磁、色絵など種々あるのもまた砥部焼の伝統と言えるでしょう。
 時代とともに砥部焼伝統の文様をあしらった器を制作する窯元は減少し、現在は若手の陶工達による現代的意匠の器が増えています。