混雑の3000mを超す山小屋、3組の布団に男性3人、女性2人の5人で寝なくてはならない寝返りも厳しい状況+軽い高山病?の症状で苦しんでいました。
私の左隣りの女性も目まいがあり不調を訴えており深く眠れてはいない感じでした。
私の右側の3人はグループで娘さん御夫婦とそのお父さんで、私の隣はそのお父さんでなるべく私の寝るスペースが広くなるように心遣いをしていただいていました。
この日は鑓ヶ岳から北穂高岳に来たそうで、翌日は私の来た奥穂高~前穂高~重太郎新道で上高地まで下山する予定だそうです。
この3人のグループの方達は朝4時に出発するという事で、出発後は布団をたたまずに使わさせていただき朝6時半まで眠れたのはとても助かりました。
気になる雨は、しとしとと降っていて時折風で横殴りになりますが標高3100mで降る雨としては優しい降り方です。
合羽、ザックカバーなど装備を整えて午前7時、北穂高小屋を出発します。
まずは昨日の最後の急登、帰りは当然ながら急な下りとなり濡れている足元に細心の注意を払って下ります。
ほどなく奥穂高岳と涸沢下山の分岐に到着。
あとは涸沢まで下り、遊歩道を歩くようなものでさほど注意すべき点はないだろうと思っていましたが、、やはりここは登山道、雨では通常以上の注意が必要でした。
例えるなら立山の一の越からの下り程度のつもりでしたが、剣御前小舎から雷鳥沢までの雷鳥坂に近い感じでした。
視界が悪く景色が見えないのはやはり残念です。
岩に突き立てられたピン状の足掛かり、、
建設現場のアンカーボルトと仕組みは同じみたいですが、、アンカーボルトは仮設のものなので(恒久的に)信用するのもどうかと思います。
夏休みらしい混雑はこれが初めてでしょうか、、
雲が切れると下に涸沢カールに張られたカラフルなテントが見えて来ました。
この涸沢小屋には今夜宿泊の予約を入れてあったのでキャンセルの申し出をします。
合羽を着たまま中に入るのは失礼なので合羽を脱いだついでに小休止![]()
ここで北穂高山頂と小屋で夕食が一緒だった人とお会いして少しお話を(*^^)
この雨で北穂高-涸沢岳-奥穂高ルートをあきらめ一旦涸沢まで下りて、再び奥穂高まで登るというルートを選んだそうです。確かにこちらの方が安全確実で景色が見られない今日のような場合は正しい選択だと思いました。
午前8時55分、横尾を目指して出発します。
キャンプ場の石畳、ここで油断してスリップダウン、尻持ちを着いてしまいました。
今回の初転倒、恥ずかしい場所でしたが岩稜の上でなくて良かったです(汗)
少し進むと涸沢ヒュッテ・奥穂高岳方面と横尾への分岐へ出ます。
ここで「こんにちは」と挨拶を交わした女性に「やはり足が速いんですね」と言われ
最初は気が付かずに「あ、はい!?」と答えて改めて顔を拝見してびっくり!
今朝4時に出発した3人グループの娘さんでした。
やはり雨で奥穂高まで行くのを断念してそのまま下山してきたとのことでした。
「お父さんは?」と尋ねると、少し先を歩いているとのこと。
30mほど先に姿を発見したので追いついてご挨拶をすると
「昨晩は布団を掛けてあげられなくてごめんなさいね」
「たぶん眠れなかったのじゃないかなと今心配していたんです」
と心温まる言葉をいただきました。
「いや、朝ゆっくりしてきたので大丈夫です、ありがとうございます」
とお答えして足どりも軽くお別れのご挨拶を交わして横尾を目指して出発![]()
雨は上がっていて横尾から上がってくる人は半袖などの軽装がほとんどです。
途中でトレラン姿のカップルの方とすれ違ったので雨の事を尋ねたら横尾からは合羽が必要なほど降られていないという事した。
ちなみに「橋を渡ってから全然走れていない」と言っていましたが、後に考えると橋というのはこの先の本谷橋で走れていないのは道幅の狭さと登山者の多さからの事だったと理解しました。
ここで合羽を脱いでザックにしっかりとしまって清流の涼しい風を身体に受けていると・・・
雨がポツポツと、あれっと思っている間にザーザー雨になりザックから慌てて合羽を引っ張り出して再び着る事となりました![]()
ここから横尾までは道幅の狭いシングルトラックの遊歩道、ただ並んで黙々と歩くだけの面白みのない区間です。
午前10時47分、やっと横尾大橋に到着しました。
ゆっくりと列をなして歩いてきたので横尾山荘で休憩などする気も起きずにそのまま通過です。
ここからは梓川沿いの道幅の広い林道を上高地まで11kmひたすら歩きます。
この11kmという距離、走れば軽く一走りという感じですが歩くとなるとかなり長いです。
景色の流れがゆっくり過ぎるのに我慢できなくなり途中の数kmはスローなジョギングで進みました。
古池を通過、ただの溜池風ですが水はきれいです。
考えてみると田代池などより上流にあるこの古池、きれいなのは当然です。
午前11時56分、やっと明神に到着しました。
ここで改めて合羽を脱いでもう二度と着る事の無いようにザックの奥底にしまいました。
この明神は今回2回目なのですが穂高神社奥宮の参道になっています。
せっかくだから登山の無事の報告を兼ねてお参りに行くことにします。
明神橋を渡って梓川の右岸へ
橋を渡ればすぐに鳥居が現れその奥の明神池のほとりに穂高神社奥宮が建っています。
この明神池のほとりには近代の穂高登山の始祖ともいえる嘉門次さんの嘉門次小屋(かもんじごや)もあります。
奥宮でお参りをした後はそのまま右岸探勝路で合羽橋に向かいます。
13日の朝、出発した岳沢への登山口の分岐へ到着
そして行くときにルートを確認した河童橋の手前で改めて穂高を振り返ると、、
気高い穂高連峰の頂きは雲に隠れて姿を現す事はありませんでした。
上高地バスターミナルに午後1時5分到着しました![]()
今回のおみやげは自分へ(*^^)v

























