寒いですね。外は雪が降りそうです。F1は主に北半球のレースが中心なので冬はお休みです。このオフシーズンの間に、今年からF1を本格的に見始める方は予習をしておきましょう!!今シーズンは面白くなると思いますよ~。

さて、第1回で、F1とは、世界で一番速いドライバーと世界で一番速い自動車の製造者(コンストラクター)を決める最高峰の自動車レースである、と書きましたが、具体的にその決定方法について見ていくことにしましょう。F1のレース(グランプリ)は年間19戦あります(2005年)。これは新しいコースが増えたり今までのコースが減ったりして、年によって変わる可能性があります(2004年は18戦)。そして、それぞれのグランプリの入賞者(ドライバーとコンストラクター)にはポイントが与えられ、19戦終わったときにもっとも多くポイントを獲得したドライバー、コンストラクターがそれぞれドライバーズタイトルコンストラクターズタイトルを手に入れることになります。ちなみに順位によって与えられるポイントが異なります。当然順位が良いほうがポイントは高くなります。与えられるポイントは以下のとおりです。

1位:10point 2位:8point 3位:6point
4位:5point 5位:4point 6位:3point 7位:2point 8位:1point

次にそれぞれのグランプリについてみておくことにしましょう。グランプリは2005年からは、金曜日と土曜日午前にフリー走行(練習走行)、土曜日午後と日曜日午前に決勝のスタート順位を決めるための予選、日曜日午後に決勝レースを行います。予選の方法は、土曜日午後と日曜日午前にそれぞれコースを1周ずつ走り、その2周の合計タイムでスターティンググリッドを決めます。また、決勝の周回数は305kmを終えた周回で終わりになります。つまり1周6kmのサーキットだったら、305÷6=50.833・・・となるので、周回数は51周になります。ただし、モナコグランプリは平均速度が低いため、レース距離は260kmとされています。また、レース距離が終了していなくてもスタートから2時間たったら、自動的にレースは終了します(2時間ルール。土砂降りのときなどいつまでたってもレースが終わらないのを防ぐため)。こんな感じで、これが年に19回あるわけです。

ちなみに上に書いたことはFIA(F1を統括している組織)の作るレギュレーション(規則)によって変わることがあります。今年も予選、タイヤ、エンジン、空力に関するレギュレーションが変わりました。

次回の初心者講座はF1ドライバーについて書きたいと思います。