今回のお題:【5KU アルミフレーム】
久しぶりのカスタムハイキャパ作製です
ベースは東京マルイ・ハイキャパ5.1
射友のレコメンド度が高いアルミフレームをおごってみました
5KU社の3.9インチサイズアルミフレーム(SV刻印TYPE-1)です
ちょうどノーマルハイキャパ5.1のフレームとほぼ同形状と言うのが好感持てました
しかもCNC削り出しとは!
以前ならこの仕様のアルミ製フレームなら数万円ほどしてましたよね
お買い得感が大有りです
(^^)
ガーダー製との違いがサイドプレート式では無くハンマーアッセンブリーがビルトインになっています
これはなんかテンション上がりますね
で、到着しましたので内容確認
画像の様にパーツが同梱されてました
インナーアッセンブリー1個、スリーブが2本、ピンが2本、バルブノッカースプリングが2個
バルブノッカー、シアはステンレスです
では既に手持ちのノーマルハイキャパ5.1から主要部品をスワップしていきたいと思います
サイドプレートが無い「一体成型」フレームです
これなら「※ガーダー製」と違いプランジャーが通る穴を広げる必要が有りませんね
(※但しそれ以外はポン付けでも全く問題無し)
ノーマル準拠のサードパーティ製とは明らかに「一線を画す」カスタムパーツです
ショッピングサイトの商品紹介記述で、
「※取り付けには多少の加工が必要になる場合がございます」と有りますが、全くその通りでした
バルブノッカースプリング
右:5KU製
左:ノーマル
組込みはまずアッセンブリーの分割から
六角M3ネジで止まってます
さて、ここからふと「取り扱い説明書」らしきものが同梱されて無いのに気づく・・・
汗!
少し戸惑いましたが「何とかなるでしょう」・・・
冷静に考えて組み込んでいきましょう!
①バルブノッカースプリング取付
※スリーブの方向に注意です
②バルブノッカー取付
④シア取付
こちらもスリーブ方向に注意ですね・・・
(こちらはハンマーアッセンブリー本体側に絞りが入った方を持って行くで正解です)
これでインナーアッセンブリーは完成です
緩み止めでネジロック(弱~中粘度)を少し塗布
⑥バルブノッカーロック取付
これもノーマルから移植
で、グロックのインナーシャーシ組込みの要領を思い出して
スプリングが飛び出さない様に・・・
(;'∀')
無事にフレームに組み込めたらあとはディスコネクタを下から入れてハンマー、シアピンを挿します
このフレームセット
いちばんのメリットはグリップとサイドプレートを外す事無く内部パーツのメンテナンスが可能と言うところです
(グリップセフティ、サムセフティ、ハンマースプリングハウジングは外す必要有ります)
これは東京マルイハイキャパシリーズ使用ユーザーにとって本当に有難い仕様だと思います
組み込みしながらこれは多少の加工修正スキルも必要なパーツでは?と少し思ったりしました
(やはり不安は的中したのですが・・)
あとはグリップセフティ、サムセフティ、プランジャを取付してほぼ完成ですね
グリップ、スライドを組み込んで仮組します
記述はしておりませんが当然各部は「低粘度グリスアップ」を施してます
仮組~作動チェックで気になった点は・・・
「シアの先を約1ミリ程度、様子を見ながらの削りが必要になりました」
(そのままではハンマー落ちませんでした)
あと、スライドとフレームの隙間がかなりタイト
スライド内側は少しクリアランス調整した方が低圧でもビシッと作動させられそうです
左:キットのステンレス製シア
右:ノーマルシア
ピン貫通穴は別としてセフティがかかる部位の形状が少し違うような気がします?
後々になってこのキットの「シア」がクセ物になるとはこの時点では思いもよりませんでした・・・
ステンレス製ですので硬いですね
磁石に反応します
恐らくスチールが多めのステンレスでしょうね
(SUS430あたりかな?)
耐久性は有りそうです
シア調整が終わって動作チェックと試射して完成!
結局、手持ちのハンマー(スチール製)は相性悪く、ノーマルを装着しました・・・
仕上がったハイキャパは↓
「何気なく、さり気なく、おもむろにカスタムハイキャパ!」みたいな感じでしょうか
秤で軽量したみたら何と、マガジン抜きでの重量:375グラム!
・マグウェル:3Dプリンター製
・リアサイト:ハイキャパ5.1R用の樹脂製
・ブリーチ:ナイロン樹脂製
・リコイルスプリングガイドとプラグ:樹脂製
軽いは正義!
純正5.1用マガジン(新ロット)より軽い!?
作製した中では軽さ新記録達成です
これは手首にも優しい仕様です(笑)
画像のマグウエルは「3Dプリンター製」で射友(大先輩)作です
小指サポート部がキモです
(*^-^*)
良い感じに仕上がったと思います
純正スライドとの勘合がタイト過ぎるので数多くの試射とすり合わせ調整ですかね
【追記】
で、その後気になる点が2つ・・
①バルブノッカーロックの突出量が少ない
どう言う事になるかと言うと
スライド引いて給弾してハンマー落としてもうんともすんとも言わない事がたまに有りました
恐らくバルブノッカーロック先端がブリーチできちんと押し込まれて無いのでしょう
これではマガジンバルブをバルブノッカーで勢いよく叩けませんし競技中だと即orz状態にもなり兼ねません・・
ここで対策↓
②ハンマーを起こして無い時にでもサムセフティがかかってしまうw
これには笑ってしまいました
いや笑えないか・・・
ハンマー起こしてからの作動はしますが安全装置なのでね、トイガンでも一応
で、対処方法
↓
同じ東京マルイの1911用(だったと思う)のシア(亜鉛製)を加工して組み込みします
穴の大きな方をリューターでひと回りほど広げます
要はハンマーアッセンブリーのシア部スリーブに入る様に・・
後、裏面の段差を全て平らに切削します
↓
手がかかる作業でしたが楽しい作業でした(笑)
これでサムセフティが通常動作する様になりました
(^^)
あとは定石カスタマイズです
グリップ部、トリガーにトリガーガードストローク調整用イモネジ追加
撃った時のフィーリングが違って来ます
(イモネジ締め込み過ぎは厳禁です・・・)
徹底軽量化の為にリコイルスプリングガイドとプラグを樹脂製に交換
とにかく軽いです
(割り切ってスライドストップ機能はオミットしてます)
さて、ここからが「マル秘」ならぬ「マルビ(貧乏)」カスタムのキモ!?
アウターバレル完全固定です
矢印の「樹脂製パーツ」を使用する事でスライド動作を阻害する事無くアウターバレルを完全固定出来ます
「ハイキャパ4.3エクストリーム」専用パーツです
アウターバレル完全固定で軽快にフルオート射撃をさせる仕様です
確かにあの激速フルオート動作にアウターバレルのショートリコイルギミックは邪魔になりますからね
部品番号「XT-33」です
品名:バレルスペーサー
こんな感じで装着します
インナーバレルに通して通常組込みするだけです
パチンとハマらない場合は接触部を少し(メッキ厚み分)削ると良いでしょう
ハマってしまえば全くガタ無くインナーバレルとアウターバレルが一体化!
この200円ちょいのパーツでノンリコイルアウターバレル仕様に早変わりです
ちなみにデトニクスにも使用出来ました
D.O.Rはアウターバレル形状が違うので難しいかもです・・・
それではさっそく改修後の自宅試射
少し右に飛んでたので以下の方法で調整しておきました
インナーバレルは手持ちの「タニオ・コバ ツイストバレル」を組み込みしてます
集弾率は全く変わりませんが・・・
(今では貴重品になっているかも・・・?)
なかなか良い感じです
後日にでも時間見付けてレンジで試射したいと思います
(^^)
作動チェック動画↓
続く↓